普段何気なく目にしている矢印について考える機会。
2月16日(水)から2月26日(土)までの期間、多摩美術大学 TUBにて、TUB第13回企画展「矢印の原理展(2.0)」を開催する。
社会の重要な要素を担う「矢印」をテーマにした展覧会
同企画展は、多摩美術大学統合デザイン学科の学生の活動体「in」による、矢印をテーマにした展覧会。
inでは、新しい視点のコンテンツを紹介するフリーペーパー「in」を、半年に一度のペースで発行している。今回は、フリーペーパーという媒体を飛び出して、無意識下で社会の重要な要素を担う「矢印」をテーマに制作した作品を紹介。映像作品やプリントメディア作品などを中心に展示する予定だ。
道路の標識や駅の案内表示、お菓子の開け口から再生ボタンなど、社会の中で数多く用いられている矢印。意識していることに気が付かないくらいその影響を受け、当たり前のように動かされている。
例えば「↑」という矢印は、道路では「真っ直ぐ進め」、エレベーターのボタンでは「上の階へ上がる」という意味になる。生活の様々な場面で出会うこれらのサインの違いを、環境と共に即座に読み解き判断しているということになる。
このように「矢印」のその力の原理について考え、社会に与えている影響、社会の中での矢印の役割・機能・可能性を示す。
デザインやアートが持つ創造性と美意識を社会とつなぐ
2007年4月に開設したデザインネットワークの拠点、東京ミッドタウン・デザインハブ。デザインのプロモーション・職能・研究教育という異なる役割を担う機関が連携し、情報を発信している。
そして多摩美術大学 TUBは2021年4月、この東京ミッドタウン・デザインハブに、デザインやアートが持つ創造性と美意識を社会とつなぐ場として開所。
“まじわる・うみだす・ひらく” をコンセプトに、多摩美術大学の様々なステークホルダーや企業、社会人と行うオープンイノベーションによる新しい価値の創出、学⽣だけでなく幅広い層に向けたデザインやアートのプログラムの提供、学⽣作品の展示・発信を行う。
入場料は無料。六本木に出かけた際に立ち寄ってみては。
多摩美術大学 TUB
所在地:東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F(デザインハブ内)
多摩美術⼤学 TUB公式サイト:https://tub.tamabi.ac.jp/
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