早く海外旅行に行きたくなるニュース。
■ナローボディ機に導入する機内プロダクト
シンガポール航空は、ナローボディ機「ボーイング737-8」に搭載する新しい機内プロダクトについて発表した。
これにより、シンガポール航空のナローボディ機でも、ワイドボディ機と同様の快適性が実現し、シンガポール航空のネットワーク全体で常に一貫した上質な旅を提供できるようになる。
11月16日に発表した新機内プロダクトは、数週間以内に同機に導入予定だ。
■こだわりの詰まったビジネスクラス
ロンドンを拠点とするファクトリーデザイン社が設計し、北アイルランド・クレイガボンを拠点とするトンプソン・エアロ・シーティング社がシンガポール航空のために製造。
十分な収納スペースやホームシアターのような機内エンターテインメントを提供するHDタッチスクリーンモニターを備え、上質な素材を使用して仕上げており、ラグジュアリーでプライベートな空間を提供する。
ビジネスクラスの座席は、2-2、1-1、2-2の前向きスタッガードシート配列。
最大22インチのシート幅があるビジネスクラスの座席は、そのままリクライニングにすると快適なフルフラットベッド(76インチ)になる。シートはシンガポール航空オリジナルデザインを施した上質な素材。シートクッションとカバーには、中距離路線の機材搭載のものと同じ装飾品を使用、短距離路線のフライトでもワンランク上の快適さを提供する。
さらに、身体の周りを繭で滑らかに包み込むかのように設計、パーソナルスペースを広げ、プライバシーを確保している。
隣接する座席間の仕切りは、身の回りの品用の収納スペースとなり、二つ折りの食事用テーブルも収まっている。その他、USB電源ポート、座席内電源、明るさを調整できる読書灯、ムード照明、駐機時や離発着時に使いやすいモニター下のポケットが備わっている。
1-1配列の独立した座席には、テーブル型の収納スペース、ミラーとLEDライトを備えたサイド収納コンパートメントを追加で兼ね備えた。
■快適さが増したエコノミークラス
コリンズ・エアロスペース社が製作したエコノミークラスの座席は、洗練されたスリムラインのデザインにより、スペースと快適性が向上。このクラス最新世代の座席で、より良いサポートを提供する背もたれと、4方向に調整可能なヘッドレストを備えている。
また、USB電源ポートを備えた10インチのHDタッチスクリーンモニターを全席に搭載。
■機内エンターテインメントと機内Wi-Fi
パナソニック社製のXシリーズ機内エンターテインメントシステムを導入、全便でクリスワールド(KrisWorld)の最新コンテンツを楽しめるようになった。
最先端の3Dフライトマップを新たに導入、3D衛星画像、ローカルビュー、グローバルビューなど、複数の場面に対応した20以上の異なるビューを見られる機能を搭載。フライト中に選択したマップ位置に対する航空機の相対位置を確認できるパーソナライズ機能もある。
また、シンガポール航空のモバイルアプリを使えば、クリスワールドで配信する映画やテレビ、音楽のプレイリストを搭乗前に閲覧・作成したり、フライト中に自身の電子機器から直接コンテンツを操作することも可能だ。
移動がさらに快適になりそうなシンガポール航空。次にアジアを旅するときは、選択肢に入れておきたい。
公式サイト:singaporeair.com
(冨田格)