自宅で過ごす時間が増えた今、自分で淹れるこだわりのコーヒーを追求してみては。
世界文化社は、『新版 コーヒー美味手帖』を発売。日本を代表するコーヒーの名店である「カフェ・バッハ」「堀口珈琲」「丸山珈琲」が、美味しいコーヒーの淹れ方を指南する。
■コーヒー愛好家のための「自分だけの一杯」を見つけるガイドブック
1日の始まり、ほっと一息つきたいとき、読書のお供など、我々の生活に根付いているコーヒー。いま日本には世界最高水準の豆が輸入され、すぐれたコーヒー専門店やビーンズショップ、焙煎家(ロースター)が数多く存在している。近隣に店舗がなかったとしても、通販で日本全国の名店のコーヒー豆を買うことができる時代になった。
本書は、「自分好みのコーヒーに出会うために」をコンセプトに、日本のコーヒー界をリードし続ける3店にコーヒーの基本を学ぶ指南書だ。「コーヒー豆の産地や焙煎度による味の違いは?」「粉の量、湯温、抽出時間、抽出量は?」。本当においしいコーヒーを味わうために知っておきたい知識がコンパクトにまとまった1冊となっている。
■生産者との共同作業で生まれる名店のシングルオリジン
シングルオリジン、つまり農場や生産者ごとに銘柄指定されたコーヒー豆には、国、地域、農園をどんどん開拓していく楽しみがある。
本書掲載のシングルオリジンコーヒー図鑑では、日本を代表する3名店が取り扱うコーヒー豆や味わいの特徴、焙煎度合いなどを分かりやすく紹介。
■名店に聞くコーヒーの淹れ方と味わいの法則
自分好みのコーヒー豆の種類や焙煎度合いを見つけたら、抽出にもこだわってみよう。淹れ方でもコーヒーの仕上がりは変わり、それぞれに特徴がある。
家庭でも簡単に淹れられるペーパードリップ、金属ドリップ、フレンチプレスの特徴と淹れ方のポイントを解説。お湯を注ぐ高さやタイミング、湯柱の太さなど、知りたかったプロのテクニックを取り上げる。
■カフェ・バッハに教わるお菓子とコーヒーの相性
コーヒーとお菓子は、一緒に食べるとお互いをもっとおいしく味わえる相棒。コーヒーの際立つ個性を楽しむようになった時代だからこそ、コーヒーとお菓子の組み合わせにも気を配ると、楽しみ方が広がる。
■案内役のコーヒーの名店
・カフェ・バッハ
1968年、世界60カ国以上のコーヒー生産国をまわった田口護さんが東京・台東区日本堤に開業。1972年より自家焙煎を始める。現在、バッハコーヒーグループを主宰して、後進の指導にもあたっている。
・堀口珈琲
1990年に堀口俊英さんが創業したスペシャルティコーヒーの専門店。厳選したハイエンドのコーヒー豆を世界中から調達。東京・世田谷を中心に喫茶・小売店を展開するとともに、ネットショップでの通信販売、カフェ・レストランへの卸売りも行っている。
・丸山珈琲
1991年、丸山健太郎さんが長野県・軽井沢で創業。丸山さんは、コーヒー生産国で毎年開催される国際品評会に、世界でもっとも多く参加している国際審査員でもある。
名店の技や知識を知り、いつものコーヒーをさらに美味しく。
『新版 コーヒー美味手帖』
定価 :1,540円(税込)
発行 :世界文化ブックス
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4418213031
(田原昌)