江戸時代から続く伝統的な和菓子「くず餅」。実は、和菓子唯一の発酵食品だ。
今回、古くからくず餅やあんみつを作り続けてきた船橋屋から、「飲むくず餅乳酸菌」が発売された。
■からだが喜ぶバイオジェニックス飲料
「飲むくず餅乳酸菌」は、くず餅の発酵槽の中から発見した”くず餅乳酸菌”をドリンクタイプにしたもの。原料は米とくず餅乳酸菌のみ、砂糖不使用、無添加。ほんのり香る甘さは、米のでんぷんが分解されたものだという。
ボトル内でくず餅乳酸菌が発酵し、アミノ酸など494種の成分を作り出すことで完成。程よい甘み加減と発酵加減で、熱処理により発酵を止めてボトリングしている。
また現在注目を浴びている「バイオジェニックス」とは、乳酸菌が発酵段階で生産した物質がプラスの働きをすること。「飲むくず餅乳酸菌」はまさに、この生産物質と乳酸菌体からなるドリンクである。
■江戸時代から生き抜いてきた「くず餅乳酸菌」
関東風のくず餅は、小麦粉の澱粉質を発酵させて蒸し上げたもの。
2010年、小麦澱粉の発酵槽の上層と中層より発酵中の澱粉をサンプリングし、乳酸菌の抽出・解析をしたところ、くず餅の乳酸菌は「ラクトバチルス属パラカゼイ種」と判明。それを培養することに成功し、「くず餅乳酸菌」と名づけたという。
「くず餅乳酸菌」は植物性乳酸菌であり、215年間生き抜いてきたくず餅独自の乳酸菌だ。
■創業215年の関東風くず餅屋
船橋屋は、2020年で創業215年目を迎えた関東風のくず餅屋。
船橋屋のくず餅は、「小麦澱粉」を450日乳酸発酵させて蒸し上げる和菓子唯一の発酵食品。長期間乳酸発酵させているからこそ、独特の歯ごたえと弾力が特長だ。
また、自然のものをそのまま届けたいという想いから、保存料を使わない自然な製法にこだわり続けている。
215年の歴史が生んだ独自の植物性乳酸菌で、からだの中からキレイになって欲しい。
オンラインショップ:https://www.funabashiya.co.jp/nomukuzumochi/
(hachi)