忙しない日常を抜けだして、気の向くままにクルマを走らせてみたい。そして、海辺や草原に着いたなら、ラゲッジからアウトドアチェアを取り出して、のんびりと過ごすのも悪くない。そうした妄想を膨らませてしまうクルマが、ルノーの“遊びの空間”こと「カングー」だ。
そして、去る11月19日には、南フランスのサントロペをイメージした限定車「カングー ペイサージュ」が設定されている。
サントロペは、爽やかな青空と澄みきった海が感動的な街で、ヴァカンスで訪れる人が多いコート・ダジュールの中でも有数のリゾートとして知られる。その美しさや穏やかな気候は、数々の芸術家やアーティストたちをも魅了してやまない。
今回の限定車では、専用ボディカラーとして爽やかな水色が印象的な「ブルー ドラジェ」を採用。抜けるような青空を想わせるボディカラーを眺めているだけで、心まで晴れ晴れとしそうだ。
このボディカラーは2019年にも限定的に設定されて人気を博していたが、今回は久しぶりの復刻となる。
フロントグリルのブレードもボディ同色となり、前後バンパーやドアミラーはブラックでコーディネイトされている。
一方、ブラック×グレーによるシックな装いのインテリアでは、「ブルー ドラジェ」のボディパネルが、さりげないアクセントになっている。
ベース車は「ゼン EDC」で、パワートレーンは、1.2Lの直噴ターボ(115ps/190Nm)に6速ATを組み合わせる。
運転支援システムは、ESCやヒルスタートアシスト、悪路などで駆動力を最適化するエクステンデッドグリップなどを装備する。
ただし、衝突被害軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロールなどの搭載は、来年から欧州で販売が始まるフルモデルチェンジ版(3代目)を待つしかなさそうだ。
価格は264万7,000円で、ベース車とまったくの同額となる。
(zlatan)
画像元:ルノー・ジャポン