1988年、27歳の若さでこの世を去った、グラフィティ・アートをモチーフにした作品で有名なアーティスト”ジャン=ミシェル・バスキア”をご存知だろうか。
グローバルブランドであるコーチは、ジャン=ミシェル・バスキアの世界観を取り入れたコレクションのキャンペーンを展開中だ。
■バスキアの作品と価値観を新しい世代に紹介するコレクション
2020年2月、コーチのFall 2020コレクションの一部としてランウェイでデビューしたこのコレクション。自分が生まれた家族だけでなく、自ら選択できるとしたら、という多様な家族のレンズを通して、バスキアの作品と価値観を新しい世代に紹介する。
キャンペーンは、フォトグラファーのミカイア・カーター、パロマ・エルセッサー、ジョン・バティステ、キーマ・マッケンタイア、ダイアナ・ゴードン、フォトグラファーのファン・シンとチャン・メン を初めとする世界的なクリエイターたちとのコラボレーションによって制作された。
これは、共通の信念と目的によって結ばれたクリエイティブなファミリーのストーリーを物語るものであり、大胆な表現へのバスキアのビジョン、アートを通じたアクティビストとしてのバスキアの生き方、さらにバスキアがかつて語った、「アーティストのファミリーの一員になりたい」という彼の願望にスポットライトを当てている。
■コミュニティを変える力となったバスキア
コーチのクリエイティブ・ディレクター、スチュアート・ヴィヴァースは次のように述べている。
「バスキアは私のヒーローの一人です。彼はニューヨークのクリエイティブ (創造的) でインクルーシブ (包括的) なスピリットを体現し、コミュニティを変える力となりました。彼の作品と価値観を称え、新しい世代に紹介できることを誇りに思っています」
一方バスキア ファミリーを代表して、バスキアの妹であるジャニーヌ・バスキアが次のように述べている。
「私たちはコーチのこのコレクションをとても気に入っています。コーチは、ジャン=ミシェルの作品のスピリットとエネルギーを見事に捉え、クリエイティブな才能にあふれる人たちの完璧なグループを結成することによって、コレクションに命を吹き込んだのです。このコレクションは私たちにとってまさに夢のようなプロジェクトになりました」
■グローバルキャンペーン展開中
“Coach x Jean-Michel Basquiat” コレクションは、9月18日(金)に発売。
コーチの顔を務めるジェニファー・ロペス、マイケル・B・ジョーダン、ジェレミー・リン、ヤン・ズーと共に、バスキアの姪で美容起業家のジェシカ・ケリー、その他の多彩なコーチ ファミリーのメンバーが登場するグローバルキャンペーンも9月8日から展開中だ。
また、このキャンペーンの一環として、コミュニティのメンバーにも参加してもらいながら、キャストが家族やアート、バスキアが残したもの重要性について語るショートムービー シリーズをソーシャルファーストで公開している。
先行き不透明で、漠然とした不安を抱えてしまいがちな今だからこそ、バスキアのスピリットは心に突き刺さってくる。バスキアを知らない世代が、その魅力に気づくきっかけとなるコレクションだ。
公式サイト:www.coach.com
ショートムービー「Michael B. Jordan and the Coach Family」:https://youtu.be/KsvkKX9GkVQ
IMAGE CREDIT: © 2020 Micaiah Carter
SOCIAL MEDIA: @Coach; #CoachNY #CoachxBasquiat
Artwork: © Estate of Jean-Michel Basquiat. Licensed by Artestar, New York
(冨田格)