日本の美!江戸切子祭典でWEB投票堂々1位の砂切子「太陽の花」

お気に入りの切子のグラスでアルコールを楽しまれる方も多いのではないだろうか。

江戸切子の世界に衝撃をもたらし、”魔法のグラス”と絶賛された砂切子がある。椎名切子の「太陽の花」は、今年3-4月に行われた日本最大級の江戸切子技術品評会(第32回江戸切子新作展)において、WEB投票(一般選考)第1位を獲得。

■江戸切子の祭典「江戸切子新作展」で、web投票第1位 を獲得した「太陽の花」

グラスの生地は「蛍光イエロー」という珍しい特注カラーの素地をベースに、オリジナルの金赤の色被せを施したもの。

下段と中段、2段に分かれて平切子が施されており、横から見れば“面”が生む神秘的なグラデーションが楽しめる。しかし口から見ると、平切子の部分は「花びら」へと姿を変える。

底には、“世界レベル”と称されるほどの精緻な技術力のサンドブラストで描かれたシンメトリーの紋様。それを平切子の半面が万華鏡のように反射させているが、これはグラスの中が多面的に見えるという平切子の仕掛けを活用したもの。

■伝統×伝統のイノベーション「椎名切子」は革命児

清澄白河の地で三代続く「椎名硝子」は、1950年に初代・椎名三男氏が創業した「椎名硝子加工所」を礎に受け継がれてきた老舗。

二代目の康夫氏は、現在10人ほどしかいない”平切子”の名手である。(平切子…江戸切子の技法の一つで、ガラスに平らな“面”をつくる技術のこと。工房では、今や貴重な存在となった旧式の研磨機が現役で稼働している。)

三代目の康之氏が得意とするのは、細かな砂を吹き付けることでガラスを削る“サンドブラスト”という技術。「”平切子”×”サンドブラスト”」という二つの伝統技術を擁する工房は国内でも非常に珍しく、その彼らだけの表現を“砂切子”と呼ぶ。

康之氏の兄である隆行氏が2014年に設立した「椎名切子」では、その“強み”を生かしたアイデアあふれるものづくりを展開。あっと驚くような意匠と高い技術力はテレビをはじめ各種メディアを賑わせ、気鋭の切子ブランドとして高い注目を集めている。

 

これまで数々の“希少”と謳われる江戸切子を目利きし、別注品や一点モノを取り扱ってきた藤巻百貨店が、「こんな切子は見たことがない」と衝撃を受けた「砂切子」のグラス!

酒を注ぐと、グラスの底に描かれた羅針盤が平切子の四面にくっきりと映り込み、まわりの光を取り込んで万華鏡のようにキラキラと輝く。その光景は、まさに異世界!

https://fujimaki-select.com/item/375_0001.html

※現在Webでの入荷予定はなし

目を奪う江戸切子の世界を眺めてみては。

藤巻百貨店「江戸切子新作展2020」特設ページ:https://fujimaki-select.com/edokiriko.html

商品ページ:https://fujimaki-select.com/item/375_0002.html

(MOCA.O)