ポルシェジャパンは、ミッドシップスポーツカーであるオープンモデルの「ボクスター」とクーペモデルの「ケイマン」によりハイパフォーマンスな最上級グレード「GTS」を追加することを発表。4月3日より全国の正規ディーラーにて予約受付を開始する。
ボクスター及びケイマンの最上級グレードとなった「GTS」は、ラインナップの中で最もハイパワーなエンジンと高性能な「PASMシャシー」を備えるモデルだ。またエクステリアも専用のディテールが与えられており、ヘッドライトユニットもブラック仕上げが施されている。クルマのキャラクターを示す「GTS」の名は、グランツーリスモスポーツの略語であり、サーキットでの走行性能と日常での使い勝手を両立させた真のスポーツカーのひとつの回答といえるべきものだ。
パワーユニットは、「S」モデルに搭載されているパワフルな3.4Lの水平対向6気筒エンジンをベースに、更に出力を15psアップ。そのスペックはボクスターGTSが330ps、ケイマンGTSでは340psとなっており、最大トルクはどちらも10Nm向上。最高速度は、最も高性能なケイマンGTSの場合、285㎞/hに達する。また搭載されている「PASM」は電子制御によるダンパーコントロールシステムのことで、路面状況やドライビングスタイルに応じて、各ダンパーの減衰力を無段階にアクティブ調節してくれるものであり、ドライバーの走りに応えてくれる。
アルカンターラと上質なレザーが組み合わされるインテリアには、スポーツシートが装着される。このほか20インチのカレラホイール、スポーツクロノパッケージなどの人気アイテムも標準装備となる点も注目したい。両モデル共に、トランスミッションは6速MTとオートマテックである7速PDKの選択が可能。ステアリングも左右のどちらも選ぶことができる。価格は、￥8,850,000～￥9,790,000(8％込)。この優れたGTSシリーズは、現在SUVの「カイエン」や4ドアクーペ「パナメーラ」にも設定され、高い人気を誇っている。
