バリーがミラノにて2018年春夏コレクションを開催

2018年春夏のトレンドは70年代のニューヨーク・ストリートカルチャー。

バリーの春夏コレクションがミラノにて発表された。

2018年のトレンドは1970年代後半から1980年代初めのニューヨークのストリートカルチャー。ニューヨークのヤングカルチャーの象徴であるグラフィティアーティストやミュージシャン、クリエイターたちがアンダーグラウンドでの活動を通して自分たちのアイデンティティーを表現していた時代を象徴している。それは社会や文化に変革をもたらそうとした世界観そのものであり、無造作にはがされた壁、珍しい小物類や家具は、当時のラフなストリートライフスタイルを思い出させる。

コレクションの色合いは穏やかで落ち着いたクリーム、柔らかなピンク、ベージュ、レッドを中心に構成されている。

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80年代に人気を博したスニーカーが、アップデートされてRetro Sneakerという名のもと発表された。
ウィメンズのバッグとシューズに用いられたチェーン金具やグラフィカルに配されたロゴも80年代を彷彿させる。メンズのスニーカー、ソックス、タックインされたパンツ、ジャケット、キャンバストートも80年代を思い出させる一方、現代風のアーバンスポーツスタイルとして目新しい。

どこか懐かしくて、ノスタルジー。春が来るのが待ち遠しい。

新しいバリーオフィスはミラノのランドマークであるPorta Venezia移り、ショールームも常設された。1902年にクルサール劇場と誕生し、1925年から1989年までは映画館として使用された建物である。バリーのショールームとして使用するにあたり、歴史ある建物を残すことが重要と考えてシアターとしての輝きを取り込んだ場に生まれ変わった。

URL: BALLY.JP

(R.Fujii)