表現するのは“時代のエネルギー”。
35年にわたり、日本のミュージックシーンにおいて、話題のミュージシャンのCDジャケットやグラフィックワークを次々に手掛けている原神一氏。
「ENDLESS WORLD(生)-3」 アクリル絵の具 194.0×260.0cm
このほど、「SHINICHI HARA EXHIBITION」が、大丸松坂屋百貨店がGINZA SIX5階で運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」にて開催される。会期は7月27日(木)~8月9日(水)。
浜崎あゆみの全作品(デビューから2009年)をはじめ、GLAY、Kinkikids、大塚愛、BoA、EveryLittleThing、T.M.Revolution、TheYellowMonkey、嵐、aiko、深田恭子、安室奈美恵、矢沢永吉、忌野清志郎、葉加瀬太郎、氷室京介、吉川晃司、平原綾香、板野友美、YOSHIKI(Xjapan)、ANRI、SPICE GIRLS、小泉今日子……。
多くの超大物ミュージシャンとのコラボレーションで、その時代を代表する注目のCDジャケットやグラフィックワークを生み出してきた原氏。
また、ロゴマークデザイナーとして、浜崎あゆみ、ダルビッシュ有、GLAY、浅田真央など、時代を代表するスーパースターたちのロゴマークを手掛けたことでも知られている。
今回、展示する「ENERGY SERIES」では、生の色、死の色、聖なる色、そして、希望の色である“白”を使ってエネルギーの流れが描かれる。
壁や国境を越えていく川、風、インターネット、電波、想いなどのエネルギーからインスピレーションを受け、自身の指先から発する無意識なエネルギーを画面に伝え、ダイナミックな作品を生み出している。
一方、「ICON SERIES」では、コミュニケーションツールとして使われるシンボル(記号)をモチーフに。原氏は人と人がコミュニケーションをとるために使うシンボルにこそ、時代の精神とエネルギーが凝縮されていると考え、このシリーズが生まれたという。
今週末は同展に足を運んで、“時代のエネルギー”を体感してみてはいかがだろうか。
■『Artglorieux GALLERY OF TOKYO』
http://artglorieux.jp/
(R.Hirashima)