「東京国立近代美術館」で開催中の展覧会「ヒルマ・アフ・クリント展」では、「ラー・エ・ミクニ」とのコラボメニューや、4月6日(日)まで開催している「美術館の春まつり」に合わせたお花見弁当など、さまざまなコンテンツを用意。
同展は、6月15日(日)まで開催中。大切な人とグルメを楽しみながら、アートな春を過ごしてみては。
抽象絵画を創案したヒルマ・アフ・クリント
ヒルマ・アフ・クリント(1862~1944)は、20世紀初頭、ワシリー・カンディンスキーやピート・モンドリアンといった同時代のアーティストに先駆け、抽象絵画を創案した画家として、近年再評価されている。
2013年に「ストックホルム近代美術館」からスタートした回顧展でその全貌が明らかになり、世界各地で大規模な展覧会が開催され続けてきた。
アジア初の展覧会となる同展では、高さ3m超・10点組の絵画『10の最大物』(1907年)をはじめ、すべて初来日となる作品約140点が出品される。
代表的作品群『神殿のための絵画』を中心に構成し、画家が残したスケッチやノート、同時代の秘教思想・自然科学・社会思想・女性運動といった多様な制作の源の紹介をまじえ、画業の全容を展示する。
アートもお花見も楽しめるコンテンツ
同展に合わせたさまざまなコンテンツを用意しているので、その内容を一部見てみよう。
アートを味わう「ラー・エ・ミクニ」のメニュー
シェフ・三國清三氏がプロデュースする同美術館のレストラン 「ラー・エ・ミクニ」とのタイアップメニューがお目見え。
前菜の「マグロのタルタルとハマグリのポッシェ菜園風」や、デザートの「桜の葉と苺のパルフェ 桜花のコンディモン」など、ヒルマ・アフ・クリントの世界観をそのままに、目にも美しい特別メニューが並ぶ。
ランチは8,000円、ディナーは10,000円となる。
桜とともに楽しむ「美術館の春まつり」
4月6日(日)まで開催中の「美術館の春まつり」では、所蔵品ギャラリーの一室に春の名作が勢ぞろい。
また、桜が見える前庭では、「ラー・エ・ミクニ」によるキッチンカーで、特製お花見弁当やドリンクなどのテイクアウト販売も行っている。

お花見弁当(数量限定)2,600円
ヒルマ・アフ・クリントの全貌を知る初の日本語書籍
同展の図録は、高さ3mを超える10点組の大作『10の最大物』を含む、全出品作品約140点のカラー図版を掲載。『神殿のための絵画』193点を一覧することができる、特別仕様のカバー裏も必見だ。
書籍では初めての紹介となるアフ・クリント本人による講演の草稿や、甥のエリク・アフ・クリントの回想も収録している。

3,850円
お花見と一緒にアートな1日を楽しみたい。
作品画像撮影:三吉史高氏
ヒルマ・アフ・クリント展
会期:~6月15日(日)
会場:東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー
所在地:東京都千代田区北の丸公園3-1
休館日:月曜日、5月7日(水)※5月5日(月)は開館
開館時間:10:00~17:00(金曜・土曜は20:00まで)
公式サイト:https://art.nikkei.com/hilmaafklint/
「ラー・エ・ミクニ」タイアップメニュー
提供期間:4月8日(火)〜6月15日(日)
定休日:日曜日のディナー、休館日と同じ
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000159935.html
(田原昌)
※表示価格は全て税・サービス料込