Osmoが福島でライブ開催。“場に溶け込む音”を紡ぐ一夜限りのセッション

国際的に活躍する二人のアーティストが音で魅せる。

ピアニスト・平林牧子氏と、パーカッショニスト・永井朋生氏がタッグを組んだ新ユニット「Osmo」。その初ライブを、4月18日(金)、福島県西会津町の旧尾野本小学校木造講堂で開催する。

“空間に音で絵を描くような”パフォーマンスが、木造建築ならではの柔らかな響きを通して、深く“場に溶け込む”ような一夜を生み出す。

木造建築が奏でる“空間そのものの音”

会場となる旧尾野本小学校の講堂は、70年を超える歴史をもつ木造建築。2011年の学校統合で閉校となった後も、コンサートや演劇などの表現の場として活用されてきた。

木材ならではの柔らかく豊かな響きは、建物全体を楽器のように共鳴させる。今回のライブでは、その“空間自体”が一つの表現装置となり、音と場所の境界を曖昧にするような没入感を生み出すだろう。

ピアノと“素材から生まれる音”が共鳴する

ユニット「Osmo」を結成したのは、ピアニストの平林牧子氏と、パーカッショニストの永井朋生氏。2024年夏に活動を開始し、互いの表現を探りながら実験的な音の対話を重ねてきた。

平林牧子氏

平林氏はコペンハーゲンを拠点に活動し、詩的かつエネルギッシュなサウンドで国際的に高い評価を得る存在。一方の永井氏は、ヨーロッパやリトアニア、東京を行き来しながら、世界各地で出会った素材から“音”を見つけ出し、それを自ら楽器として音楽に昇華させる表現を追求してきた。

永井朋生氏

そんな2人が織りなす音は、即興性を含みつつも丁寧に磨き上げられ、ジャンルを超えて“その場”の空気と一体になっていく。

この日、この場所でしか生まれない音を求めて

音が木造建築に染み込み、建物そのものが鳴っているように感じられる ── そんな感覚は、都市のライブハウスでは決して味わえない、自然と建築が融合した環境だからこそ成立するものだ。

木造講堂での特別な夜に、身体と心で“音の景色”を感じてみてはいかがだろうか。

Osmo “atmosphere” ファーストライブ
日時:4月18日(金)18:00開場/18:30開演
会場:旧尾野本小学校 木造講堂
所在地:福島県耶麻郡西会津町尾野本樋ノ口原乙1509−3
料金:前売券 町民2,000円/町外3,500円、当日券 町民2,500円/町外4,000円

予約ページ:https://osmo-atmosphere.peatix.com/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000059982.html

(山之内渉)