フランス、シャンパーニュの生産者「Aurore Casanova(オーロール・カサノヴァ)」のワインが、3月21日(金)より日本での販売を開始した。
元プロバレエダンサーの妻と医療分野で働いていた夫という、異色の経歴をもつ夫婦が営む同ワイナリーは、人的介入を抑え、テロワールの表現を突き詰める注目のシャンパーニュだ。

「キュヴェ オーレ」9,100円
異色の経歴をもつ夫婦がもつシャンパーニュへの想い
オーロール・カサノヴァさんは世界的なバレエ団で活躍後、今後は“女性醸造家”として歩むことを決意し、シャンパーニュへ帰郷した。
夫のジャン・バティスト・ロビネさんもブドウ栽培家の家系に生まれ、シャンパーニュ地方で育っており、2人は2013年に、家族から受け継いだ畑を基にドメーヌを設立した。
2018年には、念願のセラーをマルドゥイユに購入している。
珠玉のグランクリュを所有し、畑の個性を生かす
同ワイナリーは、ピュイジュー(モンターニュ・ド・ランス)、ル・メニル・シュール・オジェ、オジェ(コート・デ・ブラン)という珠玉のグランクリュのほか、5つの村に26区画を所有している。
二人のフィロソフィーは「地球環境への配慮と人的介入の制限、そして家族から受け継いだ異なる区画の特性を深く理解し、表現すること」。
化学物質は使用せず、オーガニック農法を実践し、一部ビオディナミも取り入れている。
一流生産者からワイン造りを学び、哲学を磨く
二人はオーガニック栽培や醸造、土壌へのアプローチ方法などを一流生産者たちから学び、自らの哲学を磨いてきた。
そんな真摯なワイン造りが身を結び、「Tim Raue」といった世界の星付きレストランでも採用されるようになった。
また、「Wine Advocate」のウィリアム・ケリー氏は、以下のように同ワイナリーのワインを評価している。
「私が試飲したワインは、繊細な骨格でありながら力強く、凝縮感と緻密さがありながらも軽やかさも保っており、“遊び心がある”と言いたくなるほどだ」

「ピュイジュー レ・プティット・ヴィーニュ シャルドネ」14,100円
日本でも楽しめる「オーロール・カサノヴァ」のワイン
今回から日本でも手に入るようになった、同ワイナリーのワインをいくつか紹介しよう。
「ピュイジュー レ・プティット・ヴィーニュ ピノ・ノワール(14,900円)」は、グラン・クリュ、ピュイジュー内のリュー・ディ「レ・プティット・ヴィーニュ」に植わるピノ・ノワールを使用。
「ル・メニル・シュール・オジェ マロ(15,700円)」は、グラン・クリュ、メニル内のリュー・ディ「マロ」に植わる、1990年植樹のシャルドネを使用している。
そして、「ル・メニル・シュール・オジェ ピュイジュー ユニョン(17,200円)」は、メニルとピュイジュー、2つのグラン・クリュが融合した1本。夫婦の絆になぞらえた、ドメーヌの最高傑作だ。
今後、ますます注目を集めるワイナリーだが、年産本数は非常に限られているため、見つけたら手に入れておきたい。
Aurore Casanova
紹介ページ:https://firadis.co.jp/product/producer-info/?producerid=5433
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000088.000013119.html
(田原昌)
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