80年代の空気感満載!杏里さんの名曲「Remember Summer Days」の動画が公開中

日本を代表する女性シンガー・杏里さんの隠れた名曲といわれる「Remember Summer Days」の動画が公開された。

動画の制作・編集を手掛けたのは音楽家であり世界各国の企業のアートワークを手掛ける日本人イラストレーターのchao!氏。日本が期待と希望にあふれた80年代。その空気感を感じさせてくれる作品として仕上げている。

Jカルチャーの一翼を担う杏里さんの楽曲

杏里さんといえば、「オリビアを聴きながら」「CAT’S EYE」など、そのヒット曲は枚挙にいとまがない。

音楽配信サービスspotifyにおける、ここ数年の杏里さんの再生楽曲チャートによると、1位「悲しみがとまらない」、2位「Remember Summer Days」、3位「Last Summer Whisper」という順位。これを知っている人は余程のファンであろう。

「悲しみがとまらない」は、80年代の杏里さんの代表的なヒット曲の一つだが、2位と3位の楽曲は知らない人が多いのではないだろうか。

3位の「Last Summer Whisper」は、1982年に発表されたアルバム「Heaven Beach」の中の1曲。そして、2位の「Remember Summer Days」は「悲しみがとまらない」のシングル盤のB面に収録された楽曲だ。

70年代後半から80年代、様々な欧米の音楽の影響を受けながら独自の発展を遂げたジャパニーズ・シティポップ。

昨今は、北米・中米などでブームに火が付き、インバウンドの拡大も相まって日本の中古アナログ盤市場の価格高騰などを引き起こしている。そして今やこのブームは、アジアにも拡大し、より大きなムーブメントとなってきた。

杏里さんのspotifyにおけるサブスクリプション再生数でいうと「悲しみがとまらない」は、デイリーで13万回を超える数字を記録。他の2曲も毎日4万から5万という数が再生されている。

また、「悲しみがとまらない」「Remember Summer Days」が収録されたアルバム「Timely!」は、全収録曲の合計再生数が1億7千万回を超え、大半がアメリカ・インドネシア・メキシコで再生されている。

このように海外におけるシティポップ・ブームは、アニメなどと並び、Jカルチャーの一翼を担う存在となっているのだ。

動画作成は日本人イラストレーターのchao!氏

この度、杏里さんの隠れた名曲ともいえる「Remember Summer Days」の動画が公開された。

公開当時は、タイアップ・シングルカットなどはなく、ビデオクリップなども作られることもなかった。だが、動画再生サービスなどでも楽しみたいという声が多く、それに応えることになった。

動画の制作・編集を行ったのは、自らも音楽家でありながら、世界各国の企業のアートワークを手掛ける日本人イラストレーターのchao!氏だ。杏里さんのファンであり、シティポップ・80年代カルチャーが好きだという同氏は、途轍もない熱量で動画制作に携わった。

1990年代初頭のバブル崩壊と、それに続く失われた30年。それ以前の日本が期待と希望にあふれていた80年代の空気感を感じさせてくれるこの動画は、見る者に懐かしさとともに、新鮮な感情を呼び覚ましてくれる。

Remember Summer Days/杏里
YouTube:https://youtu.be/AZlnBW-MJh0
公式サイト:https://anri-music.com/s/anri/diary/MOVIE/list?ima=2445

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000143140.html

(高野晃彰)