紅葉深まる京都・大山崎の「アサヒグループ大山崎山荘美術館」では、12月8日(日)まで、「丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス展―追憶のオルソン・ハウス」を開催中だ。
美術館の本館は歴史ある英国風の洋館で、テラスからは雄大な景色を眺めることもできる。
広大な庭園に囲まれた美術館での展示とともに、秋の京都を堪能してみては。
四季折々の景色が楽しめる、歴史ある美術館
京都・大山崎にある「アサヒグループ大山崎山荘美術館」は、天王山の麓にある美術館だ。
関西の実業家・加賀正太郎の別荘として、大正から昭和にかけて建設された英国風の洋館「大山崎山荘」が美術館の本館になっている。
同美術館は「大山崎山荘」の保存再生、活用を目指して1996年に開館。築100年以上の建築物や美しい庭園が大山崎の景観と一体になった、特別な空間での作品鑑賞を大切にしている。
朝日麦酒の初代社長・山本爲三郎が支援した民藝運動にまつわる作品や、印象派の巨匠クロード・モネの傑作『睡蓮』の連作などが展示されている。
美術館からの雄大な景色と展覧会を楽しむ
天王山の自然に囲まれた同美術館の本館や地中館は、紅葉に包まれ、まるで絵本の世界のようになる。
現在開催中の企画展「丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス展―追憶のオルソン・ハウス」とともに、美術館の紅葉を楽しみたい。
雄大な眺望が楽しめる喫茶室でティータイムを
本館2階の喫茶室には、室内席とテラス席があり、テラスからは雄大な眺望が楽しめる。
テラスから対岸を望むと男山が、遠くには京都南部から奈良の山々を見ることができる。
また、木津川・宇治川・桂川の三川合流も見ることができ、庭園をはじめ、周辺の山々の紅葉の景色を見渡すことができるのは、天王山の中腹に構える同館の喫茶室テラスならでは。
同企画展の特製スイーツやオリジナルカクテル「VODKA Time~ワイエスのウォッカタイム~」も販売しているので、展示を見た後は喫茶室にも立ち寄ってみよう。
美しい景色と歴史的な建物が楽しめる美術館に出かけてみては。
丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス展―追憶のオルソン・ハウス
開催期間:開催中〜12月8日(日)
会場:アサヒグループ大山崎山荘美術館
所在地:京都府乙訓郡大山崎町大山崎銭原5-3
開催時間:10:00~17:00
休館日:月曜日(ただし、11月25日、12月2日は開館)、祝日・休日の翌火曜日
入館料:1,300円(税込)
公式サイト:https://www.asahigroup-oyamazaki.com/exhibition/wyeth/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000142304.html
(田原昌)
※紅葉の見頃時期は、事前にウェブサイトなどで確認のこと