アジア発カルチャーの新潮流を探る一冊。「WORKSIGHT25号 アジアのほう Towards Asia」刊行

文房具メーカー、コクヨのリサーチ&デザインラボ「ヨコク研究所」と、コンテンツレーベルの「黒鳥社」が中心となり構成された編集部が、週刊のニュースレターを中心に、自律協働社会のゆくえを探るオウンドメディア『WORKSIGHT(ワークサイト)』。

そのプリント版最新号である『WORKSIGHT(ワークサイト)25号 アジアのほう Towards Asia』が学芸出版社より発売された。

カルチャーの新しい潮流が生まれるアジアを探索

100年以上にわたり、日本は遠く欧米を眼差し、その文化を取り入れることで社会を形成してきた。しかし時代は変わり、カルチャーの新しい潮流はアジアから生まれつつある。

そうした現状を踏まえ、オウンドメディア『WORKSIGHT』のプリント版最新号では、「アジアのほう Towards Asia」と銘打った特集を組む。

同誌では、オランダ・ロッテルダムを拠点にアジア全域の心地よいサウンドに焦点を当てた独立系音楽レーベル・Guruguru Brain(グルグルブレイン)に所属するバンド・幾何学模様のGo Kurosawa氏をゲストエディターに迎え、新しい文化がうごめくアジアを探索する。

新たなカルチャーの発信地・アジアの今を紹介

長い期間、西に憧れ・西を目指してきた日本だが、現在においてカルチャーのフロントラインが東のアジアに移行しつつある。

『WORKSIGHT 25号 アジアのほう Towards Asia』では、サイケデリック・ヒップホップ・フットボールカルチャー、アジアにおけるジャパニーズカルチャーブームなどにフォーカス。注目のインディパブリッシャーのエディターや新進気鋭のサイケデリクス・クリエイターが登場し、アジアの視点からアジアを見つめた彼らの新時代の証言で構成する。

同号の主な内容は、日本・アジア・欧米を股にかけて活動するGo kurosawa氏と実験的ヒップホップ グループDos MonosのTaiTan氏の対談。そして、Eastern Margins・Yellow Fangら新しい文化のありようを切り拓いてきた5組のフロントランナーへのインタビュー。

さらに、中国で広がる寺山修司氏や横尾忠則氏、YMOのブーム、また現地独特のクラブカルチャーや音楽レーベルなどを紹介、同誌が手探りで取材したアジア特集を展開する。

アジアでアジアを見つめるというスタンスでコンテンツを具現化する同誌から、新しい時代をけん引する“カルチャーの風”を感じ取ってみよう。

WORKSIGHT(ワークサイト)25号 アジアのほう Towards Asia
発行日:11月13日(水)
判型:A5変型/128ページ
定価:1,800円(税抜)
購入公式サイト:https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761509323/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000052157.html

(高野晃彰)