日本発の立体音響ブランド「WHISMR(ウイスマー)」が開発したバイノーラルマイク「WHISMR W-BM1」が、クラウドファンディングサービス「GREEN FUNDING」に登場。10月31日(木)までの販売にもかかわらず、既に目標額の200%を達成し話題になっている。
旅先で録画・録音を楽しんだり、会議の録音機材にしたりと、多用途で使える品なので紹介したい。
臨場感たっぷりに録音できるバイノーラルマイク
バイノーラルマイクとは、両耳部分にマイクが搭載されたステレオマイクのこと。このマイクで録音したサウンドをヘッドフォンやイヤホンで聴くと、まるでその場にいるかのような臨場感を楽しめる。虫の声やヘリコプターが頭上を移動する駆動音など、現場の空気感を丸ごと記録できるのが持ち味だ。
今回WHISMRが開発した「WHISMR W-BM1」は、スマートフォンと直接接続するだけで利用できるバイノーラルマイク。本体重量は260gと非常に軽量で、カバンに忍ばせて録音現場に持ち込むだけでスマートフォンが優秀な録画・録音・配信機材に早変わりする。
複数の機能でハイクオリティなサウンドを記録
もちろん、音質にもこだわりが。
一般的なパイノーラルマイクで録音する場合、周波数特性の5kHz付近に強調される周波数帯域が生じてしまう。そのため、スピーカーで録音した音を聴くと中高域がやや強い印象に。この強調感を低減するため、高価なプロ用ダミーヘッドの中には特殊なフィルタを搭載するものもある。
WHISMR W-BM1も、この強調感を低減する補正フィルタ「バイノーラルフィルタ」を搭載。リスナーの視聴環境が特定できない場合は、フィルター機能をオンにして自然な音質に。一方で動画配信や保存用ライブラリーなど、リスナーの再生環境が特定できる場合はオフにして録音すればOK。用途に合わせて適切な録音モードを選べる。
加えて、このマイクのもう一つの強みは、内臓されているUSBインターフェースICが録音サンプリング周波数96kHz/24Bit*に対応している点。これにより、Hi-Resクオリティで細やかな音を捉えることが可能に。
オプションパーツや機材との連結もスムーズ
将来的な機材の拡張を見込み、ディテールにもこだわった。WHISMR W-BM1の本体下部には三脚用のネジ穴を設置。上部にも1/4インチのネジ穴を設けている。撮影スタイルに応じてスマートフォンホルダーや三脚に固定して活用したい。
WHISMRでは今後、さらなるオプションパーツを展開するべく鋭意開発に取り組んでいるそう。音にこだわりを持つ人は、今回のバイノーラルマイクをきっかけにWHISMRのアイテムを揃えていっては。
「WHISMR W-BM1」プロジェクトページ:https://greenfunding.jp/lab/projects/8390
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000146685.html
(IKKI)
* サンプリング周波数96kHzは録音機器やアプリの仕様により決まる