「Crrit(クリット)」は、活用されていない、ワイン用ブドウの“Crrit(巻きひげ)”を活用した食品や工芸品を開発し、「Makuake」にて11月24日(日)まで先行販売している。
巻きひげのクラッカーや、「オテル・ド・ミクニ」で長年修行したシェフによる巻きひげを使ったコース料理など、今まで厄介者としてしか扱われなかった「巻きひげ」のサステナブルな活用方法だ。
ワイナリーの厄介者を、栄養価の高い食材として注目
ブドウの“巻きひげ”は、ワイナリーでは厄介者として扱われている。
放っておくと植物性細菌の温床となり、ワイナリーにとって大きな問題となる。そのため、毎年多くの人手と時間、労力をかけて取り除き、捨てられているのが現状だ。
そこで同社では、巻きひげの価値を見出し、有効活用するためにプロジェクトを開始した。
実は魅力のあるワイン用ブドウの巻きひげ
ワイン用ブドウの巻きひげを食べたことがあるだろうか。
実は、ブドウ由来の酸味と塩味を豊富にもつ、「おいしく食べられる」食材なのだ。
しかも、ワイン用ブドウの品種、たとえば甲州やマスカットベーリーAなど、品種ごとに、巻きひげも異なった味わいをもつことがわかっている。
また、タンパク質や食物繊維も豊富で、非常に魅力のある素材なのだ。
今回のプロジェクトでは、長野県塩尻市桔梗が原の「五一わいん」、山梨県甲州市勝沼の「岩崎醸造」などのブドウ畑から巻きひげを採取した。
巻きひげを活用した工芸品や珠玉のコース料理
今回のプロジェクトには、巻きひげを使った「Crritクラッカー」や「ワインペアリングフルコース」「東京藝大出身ガラス工芸家が作るオリジナルグラス」を用意している。
その内容を紹介したい。
ワインと合わせて楽しみたいクラッカー
「Crritクラッカー」は、酸味と塩味の効いたクラッカーだ。
何度も試作を重ね、巻きひげの風味を損なうことなく粉末化して使用。ほんのりブドウの香りと、心地よい酸味が楽しめる。
長野の名店でワインとともに楽しむフルコース
長野のフレンチレストラン「La Rencontre(ラ・ランコントル)」では、「オテル・ド・ミクニ」で修行を積んだ瀬下努シェフが創り上げた、巻きひげをはじめとするブドウの未利用素材を使った珠玉のコース料理が味わえる。
長野の新鮮な食材を使用した料理に合わせるワインは、日本最古のメルロー古木で知られる「五一わいん」だ。
ブドウの樹から取れた巻きひげと、そのブドウから生まれたワインが織りなす奇跡のマリアージュを堪能しよう。
巻きひげの灰を使った一点もののペアグラス
そしてもう一つ、同プロジェクトでは工芸品も製作する。
それは、巻きひげの灰を使って色付けし、ガラスアーティストの吉田謙也氏が一点ずつ制作するペア・ワイングラスだ。
ブドウの巻きひげが作り出す、新しい料理や工芸に注目したい。
ワイン用ブドウの巻きひげから生まれるサステナブルで新しい食体験
実施期間:実施中~11月24日(日)
価格(税込):Crritクラッカー 5,000円 / ワインペアリングフルコース 30,000円 / ペアグラス 200,000円
プロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/crrit/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000135424.html
(田原昌)