北海道旭川市の木製品製造メーカー「MOKKOU(モッコウ)」から、木と紙を組み合わせた新素材「WARP」が誕生。
木と紙の組み合わせによる“反り”を特徴としたその新素材で、非常に薄くて軽いトレーと靴べらが出来上がった。
7月3日(水)より、「旭川デザインセンター」内にある「ADCセレクション」にて販売を開始する。
ものづくりの街・旭川で生まれた「MOKKOU」
「MOKKOU」は、2022年11月創業の木工クラフトメーカーだ。
マスタークラフトマンである佐藤誠氏と、アートディレクター/グラフィックデザイナーのゲンママコト氏の二人による。
現在は特注と言われる受託製造を中心に、手のひらに乗るような小さな木製品を生産。「MOKKOUを世界の共通語に」を合言葉に、旭川・日本のものづくりを下支えし、世界に発信していく企業を目指している。
旭川地域の家具やクラフトを展示
「旭川デザインセンター」では、旭川地域の家具やクラフトのメーカー約30社の製品を展示・販売している。
さまざまなスタイルの家具やクラフトを取り扱っており、今回「MOKKOU」も同施設の常設ブースで「WARP」の製品を販売することになった。
薄くて強度のある、木と紙を貼り合わせた新素材
「WARP」は、紙のような薄さで、木材だけでは実現できない強度を有している。
通常、木工の世界では、反りは天敵。木と紙の収縮率の違いから、ただ貼り合わせただけでは反ってしまって使い物にならないが、「WARP」は、その反りを素材の個性として捉える、逆転の発想から生まれた。
同素材は反ることが特徴となっており、反りを生かすことで、さまざまなプロダクトに利用できる。
非常に薄くて軽い「WARP Tray」
同素材を使用したトレー「WARP Tray」は、平たくたためるので、手帳の間に挟むなど、持ち歩きにも適している。
ペンやメガネなど、軽いものを乗せて使いたい。
素材の反りを生かした「WARP Shoehorn」
WARPは「反る」という意味。「WARP Shoehorn」は、素材の反りを生かして作られた靴べらだ。
薄い木材だけでは裂けてしまい、紙だけでは破れてしまうが、両者が合わさることで、ある程度強度が上がる。薄くて軽いため、旅行などに携帯するのに向いている。
薄くて軽く、木と紙の温かさが感じられるアイテムだ。
旭川デザインセンター MOKKOUブース
所在地:北海道旭川市永山2条10丁目1-35
営業時間:10:00〜17:00
定休日:毎週火曜日(祝日除く)、年末、年始、お盆
公式サイト:https://asahikawadesign.com
「MOKKOU」公式サイト:https://mokkou.world
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000134929.html
(田原昌)
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