ニコンが老眼対策に新たな一手!コントラストに着目した「Zシリーズ」レンズが誕生

ニコン・エシロール社が6月3日(月)に老眼対策レンズ「Zシリーズ」を全国の眼鏡専門店から発売した。

100年以上の歴史を持つ光学メーカーとして78年間メガネレンズを手掛けてきたニコンが、ユーザーの声を基にさらなる“見え心地の質”を追求し、独自の最新テクノロジーで開発したシリーズとなる。老眼対策が必要となる40代以上の男性は必見だ。

生活に必要不可欠な累進レンズ、従来品には課題も!

実は、一概に「老眼対策レンズ」といってもさまざまな種類が存在する。

ニコンでは長年にわたり「累進レンズ」と呼ばれる、1枚のレンズで遠くと近くの両方を見られるレンズを開発してきた。累進レンズは、レンズの上部が“遠くを見るための領域”、下部が“近くを見るための領域”となっている。

一般的な老眼鏡は近くを見るためだけに作られているが、累進レンズは近くも遠くも見えるため、メガネをかけ替える必要がなく楽。実際にニコン・エシロール社の調査でも、累進レンズを使用している人のうち98%がその必要性を訴えたという。*

しかしその一方で、ユーザーヒアリングの結果、累進レンズ使用者の10人中8人が完全な満足を得ていないことも明らかに。

特に最近は、スマートフォンの普及により手元で小さい文字を見たり、薄暗い場所で文字を読んだりすることが増えている。こうしたシーンにおける“見やすさ”を向上するべく、ニコンは累進レンズの「コントラスト」に着目した。

コントラストに着目した「Zシリーズ」を開発

これまでの累進レンズは、レンズ内に異なる度数の領域があるため、主に「いかにレンズの歪みを減らすか」という視点で改良が行われてきた。しかしここにきて、歪みの少なさに加え、実生活での見え方に影響する「コントラスト」も改良する必要があると考えた。

そこでニコンでは、カメラレンズを評価する際に使用してきた「MTF解析」をメガネレンズにも導入。

新しい光学設計エンジン「Zコントラストテクノロジー」を開発し、累進レンズ特有の歪みを抑えつつ、コントラストを向上させた。ピントが合わせやすく、小さな文字もくっきりと見える累進レンズの誕生だ。

「Zシリーズ」は、5つのグレードと4つのタイプでの展開となる。今回は“タイプ”に着目して、その違いを紹介したい。

遠近タイプの「forアクティブ」

「forアクティブ」は遠近タイプのレンズ。従来製品と比べてコントラストが上がっており、手元のピント合わせが楽になる。

中近タイプの「forウォーク」「forホーム」「forクラフト」

一方「forウォーク」「forホーム」「forクラフト」は中近タイプのレンズ。遠方側方部のコントラストを上げることで、特に遠くがすっきりと見えるように工夫している。

クリアな視界を手に入れ、日々のモチベーションや作業のパフォーマンスを上げてほしい。

「Zシリーズ」詳細ページ:https://www.nikonlenswearglobal.com/jp/eyewear/z-series

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000024978.html

(IKKI)

* ニコン・エシロール社が2024年2月時点で眼鏡を使用する男女100人を対象に行った消費者調査より