フォステクス創立50周年記念モデル「TH616」堂々登場。高級木材から削り出されたプレミアム・ヘッドホン

日本の音響機器メーカーとして70年以上の歴史を誇る、フォステクスカンパニーことフォスター電機。2023年7月にフォステクスブランド創立50年を迎えたことを受け、プレミアムなオープン型ハウジング・ヘッドホンが登場する。

高級木材とされる黒胡桃無垢材の削り出しハウジングを採用し、バイオダイナ振動板ドライバーを内蔵。10月28日(土)、フォステクス創立50周年記念モデル「TH616」として数量限定で発売する。

フォステクス創立50周年記念モデル「TH616」

「TH616」は、黒胡桃無垢材を日本の伝統的な木工細工を彷彿とさせるデザインで削り出し、確かな音響性能と両立させながらオープン型ハウジングに仕立てた限定モデルだ。

「和」テイストと優れた音響構造を融合し、国内工場にて1台1台を丁寧に組み上げた。目を引くのは、何といっても高級素材を贅沢に使用したプレミアムなデザインだ。

黒胡桃無垢材を削り出したハウジングは光芒(こうぼう)をイメージ。光芒とは光の筋のことで、木々の隙間から太陽の光が差し込んで作り出す幻想的な自然現象を、オープン型の開口部に表現した。

この削り出しデザインは、軽量化と剛性の確保を両立するだけでなく、ハウジング表面の均一性を避けることに寄与する。モード振動の発生を抑制することで、不要な共振を低減した。

またオープン型の開口部が共鳴することによる音への影響をなくすため、すべての開口部を異なる面積とし、特定周波数での共鳴の発生を抑止している。

振動板には、長年に渡り積み重ねてきたノウハウを活用し、バイオセルロース繊維と他素材を最適条件で配合。低比重・高ヤング率・高内部損失を実現した。

繊細で解像度の高い美しい中高域再生に加え、直線性のよいフリーエッジの採用で、振幅の大きい低中音域も忠実に再現する。

磁気回路は、磁束密度1テスラの50mmドライバー・ユニットを搭載。超強力磁気回路により低歪率で広大なダイナミックレンジを提供する。

機構部品にはアルミニウムを多用し、高い質感と軽量化を実現。バッフル板には高比重型樹脂を採用することで共振音の発生を低減させ、高い解像度と豊かな中域、良質な低音再生を実現した。

ケーブル側端子とヘッドホン本体側の着脱部接点端子には、硬度が高く耐摩耗性、耐食性に優れたロジウムメッキ処理を施し、信頼性を向上させた。別売の交換用バランスケーブル「ET-H3.0N7BL」を使えばバランス接続にも対応する。

ケーブルには特殊加工により優れた導電性を発揮する高機能純銅製HiFC高級ケーブルを採用し、全帯域をクリアに表現する。

さらに低反発クッション採用のソフトレザー調高級人工皮革パッドで、快適な装着感と高い遮音性を実現する。

製品は数量限定で用意され、価格はオープン。老舗メーカーのアニバーサリーイヤーを特別なアイテムで祝いたい。

プレミアム・ヘッドホン「TH616」
発売日:10月28日(土)
型式:オープンダイナミック型
製品詳細:https://www.fostex.jp/products/th616/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000083022.html

(SAYA)