日本海の冬の代表食材といえば、「ズワイガニ」だ。全国に展開する温泉旅館ブランド「界」では、日本海エリアに立地する3施設にて、蟹漁解禁期間限定で活蟹を味わう会席料理を提供する。
この時期ならではの日本海の幸を、贅沢な空間で食べ尽くそう。
「界 出雲」の「八雲立つ蟹会席(タグ付き活松葉蟹)」
出雲の神話になぞらえた、新しい蟹会席
温泉旅館で提供する蟹会席は、蟹刺しや焼き蟹、丸ごと1杯の蟹を味わうなど、シンプルな味付けで蟹本来の味を堪能するのが定番。しかし「界 出雲」の8品からなる「八雲立つ蟹会席」は、あえて枠にとらわれない発想の会席料理となっている。
この会席はメインの料理からスタートし、すべての料理において蟹の身を自分で取り出す必要がないよう、丁寧に調理した状態で提供する。
新たな蟹の味わい方を提案
メイン料理の「松葉蟹の灯台盛り」は、「界 出雲」の目の前に立つ「日御碕(ひのみさき)灯台」をイメージして高さを出した一品。
付け合わせとしてキャビア、雲丹を用意し、タグ付きの活松葉蟹と合わせて楽しめる。異なる食材を掛け合わせることで、塩味や旨味がプラスされる贅沢な楽しみ方だ。
ほかにも定番の蟹味噌、酢橘、蟹酢も用意し、たっぷりの蟹の身を様々な食べ方で味わえる。
お造りは「松葉蟹 湯引き刺し」。開運をモチーフにした器に氷を敷き詰め、湯引きをして甘みを際立たせ、丁寧に剥いた蟹刺しを鎮座させた。上にはエディブルフラワーを添え、見た目も華やかに。
提供期間は11月7日(火)~2024年3月7日(木)。12月31日(日)~2024年1月4日(木)は対象外となるので注意してほしい。
「界 玉造」の「タグ付き活松葉蟹づくし会席」
様々な調理法で松葉蟹を味わい尽くす
同会席料理のメインの蒸し蟹「活松葉蟹の杉板奉書蒸し」は、奉書紙で大きな蟹一杯をまるごと包み、杉板とともに、高温で一気に蒸し上げた一品だ。
蒸気で奉書は徐々に濡れ、蟹にかかる熱分をほどよく抑え、身はみずみずしくふっくらと仕上がる。そのほか、蟹刺し、焼き蟹、揚げ物、宍道湖名産のしじみを使った蟹すき鍋など、様々な調理法で蟹そのものの旨味を味わう会席となっている。
蟹と日本酒のマリアージュ
さらに、タグ付き活松葉蟹と日本酒のペアリングコースも用意している。それぞれの蟹料理に合う島根の地酒、酒蔵があるエリアの窯元の酒器を選んだ、スタッフこだわりのペアリングとなっている。
提供期間は11月7日(火)~2024年3月9日(土)。除外日は12月31日(日)~2024年1月4日(木)だ。
「界 加賀」の「活蟹づくしのタグ付き蟹会席」
生きた蟹を、しめ縄で縛って蒸す
蟹料理の古い文献に「埋め焼き(うずめやき)」という、囲炉裏の灰の余熱を使って魚介類を蒸す調理法が残されている。これは、灰が身に付かないように縄で巻いたと伝えられている。この調理法からヒントを得て、生きた蟹を塩水に浸した縄で結わえて蒸す調理法を考案した。
蟹を直接蒸すのとは異なり、縄を介して間接的に加熱するので、蟹の身に蓄えられた水分が失われず、よりジューシーに蒸すことができる。
蟹料理を彩る九谷焼の器
「器は料理の着物」と唱えた美食家、北大路魯山人の教えにならい、それぞれの料理に合わせる器にもこだわる。地元の九谷焼作家が制作したオリジナルのものも多くある。
例えば九谷焼の窯元「萌窯(もえがま)」が作陶した器の絵柄になっている仏手柑は、カボスや柚子と同じ柑橘類で、あたかも合掌しているかのような形状をしている。北陸にとって宝のような海の幸である蟹に感謝の気持ちで合掌を送るイメージを込めて、この器を使用しているという。
提供期間は、11月7日(火)~2024年2月29日(木)。12月29日(金)~2024年1月6日(土)は対象外だ。
蟹好きにはたまらないこれらのプラン。宿泊料金は宿泊施設や料理プランなどにより異なるので、公式サイトにて確認してほしい。
界 出雲
所在地:島根県出雲市大社町日御碕604
公式サイト:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaiizumo/
界 玉造
所在地:島根県松江市玉湯町玉造1237
公式サイト:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaitamatsukuri/
界 加賀
所在地:石川県加賀市山代温泉18-47
公式サイト:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaikaga/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000310.000033064.html
(MOCA.O)
※いずれも5日前までの要予約
※「界 玉造」「界 加賀」は宿泊予約後にWEB上で蟹会席の追加予約が必要