アート集団チームラボの個展「チームラボ 無限の連続の中の存在」、兵庫県の姫路市立美術館で開催

アート集団チームラボが、兵庫県姫路市の姫路市立美術館にて、個展「チームラボ 無限の連続の中の存在」を開催する。

会期は2回に分かれ、前期が7月22日(土)から10月9日(月・祝)まで、後期は10月21日(土)から2024年1月21日(日)までだ。

チームラボ《反転無分別 - Light in Dark》、《Dissipative Figures – Human, Light in Dark》© チームラボ※参考画像、前期展示

チームラボ《反転無分別 – Light in Dark》、《Dissipative Figures – Human, Light in Dark》© チームラボ※参考画像、前期展示

様々なスペシャリストで構成されるアーティスト集団

チームラボは、2001年から活動を開始したアートコレクティブ、すなわち、アーティストたちによって形成された集団だ。

そのメンバーは、アーティスト・プログラマー・エンジニア・CGアニメーター・数学者・建築家など、様々な分野のスペシャリストによって構成される。

姫路市立美術館で開催する「チームラボ 無限の連続の中の存在」

今回の個展「チームラボ 無限の連続の中の存在」は、姫路市立美術館で行われる。

同美術館は、明治時代の建築物である旧陸軍第10師団の兵器庫・被服庫を保存活用した美術館。世界文化遺産・姫路城の東隣にあり、緑の芝生に囲まれた赤レンガの建物が特徴的だ。

チームラボ《Autonomous Abstraction, 宇宙から自分の存在まで連続する現象》© チームラボ ※参考画像、前期展示

チームラボ《Autonomous Abstraction, 宇宙から自分の存在まで連続する現象》© チームラボ ※参考画像、前期展示

アートによって人類の世界認識を変えようとするチームラボの個展。鑑賞者は、自分が立つ現実空間と、チームラボが展開する作品空間がつながる「ボーダレス」な空間「超主観空間」に“没入”する。この感覚を通じ、この世界が連続性の上に成り立っていることを、身体的に認識できるという。

近年、チームラボの探求はさらに深化を遂げている。そして、「生命とは何か」というテーマのもと、次々と作品を発表しているのだ。

チームラボ《反転無分別 - Light in Dark》© チームラボ ※前期展示

チームラボ《反転無分別 – Light in Dark》© チームラボ ※前期展示

「私という存在は、心と体とそれらと連続する環境によって創られている」と彼らはいう。そんな生物と無生物という認識の境界をも超えようとするチームラボの現在地を、前期・後期の展示を通して長大なスケールで展開する。

チームラボ《Dissipative Figures – Human, Light in Dark》© チームラボ ※前期展示

チームラボ《Dissipative Figures – Human, Light in Dark》© チームラボ ※前期展示

チームラボ《増殖する無量の生命》© チームラボ ※参考画像、前期展示

チームラボ《増殖する無量の生命》© チームラボ ※参考画像、前期展示

チームラボ《生命は生命の力で生きている II》© チームラボ ※参考画像、前期展示

チームラボ《生命は生命の力で生きている II》© チームラボ ※参考画像、前期展示

前期は「反転無分別 – Light in Dark」や「Dissipative Figures – Human, Light in Dark」、「増殖する無量の生命」などの作品を展示。後期は、前期の展示作品をすべて入れ替えて開催する。

また、関連企画展として、姫路市の書寫山圓教寺にて「チームラボ 圓教寺 認知上の存在」も開催。同企画展の会期は、12月3日(日)までだ。

「チームラボ 圓教寺 認知上の存在」 書寫山圓教寺, 姫路, 兵庫 © チームラボ

「チームラボ 圓教寺 認知上の存在」 書寫山圓教寺, 姫路, 兵庫 © チームラボ

クラシックな雰囲気の明治時代の建物の中で、自分のいる現実空間とチームラボの作品が融合する空間に身を置いて、アーティスト集団が創造した空気を堪能してみたい。

チームラボ 無限の連続の中の存在
開催場所:姫路市立美術館 企画展示室
所在地:兵庫県姫路市本町68-25
会期:前期 7月22日(土)~10月9日(月・祝)/後期 10月21日(土)~2024年1月21日(日)
公式サイト:https://www.teamlab.art/jp/e/himeji/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000945.000007339.html

(高野晃彰)