丸の内らしい落ち着いた空間で、上品なスープに浸る。
割烹のようなラーメンをテーマにした新業態「かね田」が、KITTE丸の内地下1階「ラーメン激戦区」にオープンした。
割烹のような店内で上品なスープを味わう
ラーメンライスをテーマにした「駄目な隣人」など、個性的なラーメン店を展開するZOT社が、KITTE丸の内に新たなラーメン店「かね田」をオープンした。
「かね田」は、まるで割烹店のような落ち着いた雰囲気が特徴。ラーメンも5種類の鰹節から取る出汁と、厳選した本醸造濃口しょうゆを使ったスープで上品でさっぱりとした味に仕上げた。
名店が並ぶKITTE丸の内の「ラーメン激戦区」は、全国からこだわりの一杯を味わいに来るラーメンファンで賑わうエリア。そんな賑わいのなか「かね田」では、ラーメン店には珍しい落ち着いた雰囲気のなか、ゆっくりと極上の一杯を味わうことができる。
店の一押しは「清湯そば」
店の一押し「清湯そば」は、鯖鰹、鰯煮干し、鰹節など5種類の鰹節で取った出汁を贅沢に使用。そこに本醸造濃口醤油をブレンドし、上品でさっぱりした味わいのスープに仕上げた。隠し味に効かせたゆずの風味が上品な味を一層引き立てる。麺は菅野製麺所の全粒粉細麺を使用。
麺の上にはボリューム満点の自家製チャーシューとローストビーフの2種類をトッピングする。豚肩ロースのチャーシューは、自家製タレで一晩漬け込み低温で調理したもの。ローストビーフも同様に自家製タレで一晩漬け込んでいる。まろやかな食感と風味が自慢だ。
ラーメンのお供は牛のひつまぶし
卓上で提供する焼き海苔は、日本橋室町の「山本海苔店」のもの。生卵と共に好みで自由に食べることができる。
清湯そばと合わせておすすめなのが、「牛ひつまぶし」だ。ひつまぶしと言うと、普通はうなぎを思い浮かべるものだが、このひつまぶしは「牛」。蓋を開けると、そこには白米の上にぎっしりと敷き詰められたローストビーフが贅沢な一品だ。
一膳目はそのままローストビーフと白米を味わう。そこに卵を混ぜたり、海苔のトッピングを加えて味変を堪能。最後は出汁をかけてお茶漬けにしてと、3種類の変化を楽しめる。
白いごはんが欲しくなったら、「土鍋で炊いたご飯」もおすすめだ。
最後に、大山店長からのメッセージを紹介しよう。
「ラーメンでありながら、割烹や料亭のような雰囲気と味を目指しました。通常のラーメン店では体験できない高級感を味わって頂きたいです。ラーメン激戦区だけあって、他のお店と一緒に盛り上げて参ります」
まさに大人のためのラーメン店の誕生だ。
かね田
所在地:東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 KITTE丸の内地下1階
客席数:17席
営業時間:11:00〜22:00(L.O 21:30)
定休日:6月1回(法定点検日)、元旦 ※KITTEの休館日と同じ
(冨田格)