自由な働き方を選択できる時代になってきた。
■「関係人口」を生み出すマッチングサービス
課題を持つ企業や自治体とスキルのある旅人をマッチングするWebサービス、すごい旅人求人サイト『SAGOJO』。
『SAGOJO』は、「現地の人との交流を通じ、生きた情報を集められる」「各地のおもしろいスポット情報に精通している」「ソトモノ目線で地域の魅力を発掘できる」といった、旅人の強みや特徴を活かした企画を通して、旅人が企業・自治体の課題解決に向けたソリューション。
マッチングする仕事内容は、記事執筆や写真・動画撮影、営業代行、SNSプロモーション、現地調査など様々。2021年6月現在、約21,000名の旅人が登録しており、企業や自治体の課題に合わせ、最適な企画とスキルのある旅人のマッチングを行っている。
『SAGOJO』では、新たな働き方のひな型の創出を図ることで、新規関係人口を獲得し地域活性化を目指す自治体との取り組み「SAGOJOコミュニティ事業」を進めている。
地域のファンクラブ運営支援やクラブ活動による旅人自身の地域への誘致支援、自治体との共同プロジェクトに関心の高い旅人インフルエンサーや、SAGOJO会員である全国の旅人21,000人によるプロモーションを形にしている例として「秩父ファンクラブ」を紹介しよう。
■秩父好きが集まる「秩父ファンクラブ」で魅力を発信
「秩父ファンクラブ」は、 秩父市移住相談センターが主体となりSAGOJOと共同で2020年11月に立ち上げたプロジェクト。
『秩父市が大好き!』『秩父市に興味がある!』『移住や多拠点居住を考えている』という人々が県内外問わず集まっている。
「秩父が好き!」という同じ想いを持つ旅人同士の有機的なつながりをつくり、関係人口としての縁を継続的に深めるために、定期的な交流イベントを開催して地元民との”繋がり”を築いていく。
そうやって秩父の奥深さを知ることで、よりディープな秩父ファンになり、感じた魅力を全国に発信してもらう。そして、ファンクラブの活動を通してまちとの関係性を深め、移住や多拠点居住先としての秩父を現実にしていくことを、目的としている。
2020年11月にスタートした第1期「秩父ファンクラブ」には38名が参加。
「新しい秩父グルメメニューの開発」「秩父移住パンフレットの作成」「SNSでの発信」「秩父の暮らしを体感する現地イベントの開催」などを実現。
2021年6月発足の第2期「秩父ファンクラブ」には144名が参加。
7月11日(日)にファンクラブミートアップを開催。活動の様子は、旅 × シゴトの未来を考える「すごい旅研究所」で順次公開していく。
秩父市の北堀篤市長は、この共同プロジェクトに対してこのようにコメントしている。
テレワーク、ワーケーション、多拠点生活など新しい働き方が進む中、移住の選択と共に「関係人口」という在り方にも注目が高まっている。「SAGOJO」を通じて、今生活している拠点とは別の日本のどこかの関係人口として関わっていく機会を見つけることもできそうだ。
すごい旅人求人サイト『SAGOJO』:https://www.sagojo.link/
「すごい旅研究所」:https://www.sagojo.link/sugoi-labo/latest
秩父市移住相談センター:https://www.chichibu-iju.com/
(冨田格)