日本の職人の匠の技が一堂に披露される日本橋三越本店の「日本の職人 匠の技展」が2年振りに開催される。本館屋上・5階・4階では「匠祭り」を初開催。
■日本の職人 匠の技展 本館7階 催物会場
日本の各地に残る素晴らしい技巧。先人から託された熟練の技とこだわりの心は現代の職人の手によって磨かれ、新たな価値を創造する。過去から未来へ更新し続ける伝統のカタチを紹介。
前半:7月7日(水)~7月13日(火)/ 後半:7月14日(水)~7月19日(月)
・<すまうと+OTOKURIKED>木製家具と工芸品
良質な檜をお湯で煮て、職人による熟練の手わざで曲げて成形。接着にも漆を使い、天然素材だけで作られたこだわりのおひつ。木製のおひつはご飯の余分な水分を吸収し、美味しさを保つ。透けた漆を刷り込む「拭き漆」という技法で、木目の自然な美しさが際立つ。
・<桐らくね> 桐のたためるベッド
新潟県の伝統工芸のひとつ、加茂桐箪笥で培われた技術を活用して開発されたベッド。軽量で素朴な風合いが反映されたシンプルなデザインには、桐の特性を知り尽くした職人の知恵が詰め込まれる。
・<大與> 近江ろうそく
米ぬかや綿など、植物性の原料のみで作られた環境に優しいろうそくは、ススが出にくく、匂いがほぼないので、食卓を彩るシーンに好適。温かみのある穏やかな灯りが長時間空間を照らし続ける。※実演あり
・<中嶋象嵌> 京象嵌
金属の表面に溝を彫って金や銀を打ち込む精緻な象嵌と透し彫りを織り交ぜた幾何学模様のブローチ。江戸時代、刀のツバを艶やかに飾るお洒落として人気を博した技を、モダンなアクセサリーへと昇華。※実演あり
■匠祭り 本館5階
伝統的な職人の技術や作り手のこだわりのつまったリビングアイテムを紹介。
・<開化堂>実演販売会
創業当初から同じ工程、同じ作り方でひとつひとつ手づくりで茶筒を制作。高い気密性を誇り、食材などを湿気から守りながら保存することができる。
高い気密性から、上蓋を閉める際に手を離すと蓋がゆっくりと閉まっていく。これこそが<開化堂>の茶筒の特徴だ。
7月7日(水) ~ 7月13日(火)
・職人技光る 江戸切子の世界
夏の涼を誘う江戸切子。重厚なグラスから繊細な伝統文様まで創作性豊かな江戸切子を厳選。※実演あり
<鍋谷グラス工芸社>、<高野硝子工芸>、<清水硝子> 江戸切子 期間限定販売:7月14日(水)~20日(火)
<鍋谷グラス工芸社>実演販売:7月14日(水)・17日(土)・18日(日)
■匠祭り 本館屋上
自宅時間が増え盆栽を飾りたい、盆栽を始めたいという方も増えている。屋上<盆栽 清香園>では盆栽についての様々な技を展示。
■オンラインストア「匠の技 ~ニッポンのいいもの~」
https://www.mistore.jp/shopping/feature/shops_f3/takuminowaza_sp
リアルの店頭でも、オンラインストアでも日本の職人の匠の技にふれられる。ストーリーを感じながら、お気に入りのアイテムを探してみては。
日本の職人 匠の技展:https://www.mistore.jp/shopping/event/nihombashi_e/takuminowaza_50
※価格は税込み
(MOCA.O)
※開催状況が記事の掲載時と異なる場合があります。ご利用時には公式HPなどで最新情報のご確認をお願いします。