現行MINIクロスオーバーは、2017年3月に登場した2世代目。今回はエクステリアデザインの刷新を主軸としつつ、機能性を向上させるマルチディスプレイ・メーターパネルなども初採用している。
見た目の変化はなかなかに大きい。新デザインの前後バンパーは、フロントサイドのエアインテークが大きく直立し、よりパワフルかつダイナミックな印象を強めている。
また、LEDヘッドライトの形状を従来の丸型から角型に変更することで、鋭くも洗練された“目ヂカラ”を獲得。ちなみに今回から、コーナリングライト付きLEDヘッドライトやLEDデイライトリング、LEDフォグランプが全モデルで標準装備となっている。
一方、リアのLEDコンビネーションライトは、ユニオンジャックをモチーフとしたデザインに刷新し、英国生まれの伝統モデルであることを誇示している。
ボディカラーには、アウトドアテイストの「セージ・グリーン・メタリック」、クールな「ホワイト・シルバー・メタリック」、都会をイメージした「ムーンウォーク・グレー・メタリック」の3色が追加され、全7色から選べるようになった。
より個性を表現したい向きは、オプション装備もチェックしておきたい。たとえば「MINI ALL4 エクステリア」を装備すると、アルミマット調の加飾が施された前後バンパーやアンダーガードが搭載され、悪路を駆けぬけるSAVらしさが際立つ。
一方、「ピアノ・ブラック・エクステリア」を装備すると、フロントグリル周りやドアハンドル、Crossoverエンブレムなどがピアノ・ブラックで統一され、モダンで都会的なイメージが強まる。
インテリアでは、ステアリング奥に鎮座するマルチディスプレイ・メーターパネルの採用が新しい。トップグレードの「JCW(ジョン・クーパー・ワークス)」では標準装備となり、その他のグレードではヘッドアップディスプレイを含む「デジタル・パッケージ(9万8,000円)」を選ぶと装着される。
パワートレーンに変更はなく、主力グレードは2.0リッターの直4ディーゼルターボを搭載。パワー&トルクは、「クーパーD」が150ps/350Nm、高性能版の「クーパーSD」が190ps/400Nmをそれぞれ発揮する。
そのほか、最長53kmのEV走行もできるプラグインハイブリッドの「クーパーSE(224ps/385Nm)」、高性能ガソリンターボを搭載する「JCW(306ps/450Nm)」もラインナップされている。
■グレードおよび価格
MINI クーパーD クロスオーバー=430万円
MINI クーパーD クロスオーバー ALL4=454万円
MINI クーパーSD クロスオーバー ALL4=510万円
MINI クーパーSE クロスオーバー ALL4=510万円
MINI JCW クロスオーバー ALL4=609万円
(zlatan)
画像元:BMWジャパン
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