九州の名湯・武雄温泉で自然とアートとサウナ・温泉三昧できるイベントが開催される。

■「サウナシュラン2019」グランプリの極上サウナ

佐賀県・武雄温泉は、東京駅丸の内駅舎を手掛けた建築家・辰野金吾氏が同時期に手掛けた楼門が有名な、九州に古くから伝わる名湯だ。

楼門と共に武雄温泉のランドマークが、50万平米の敷地に四季の花が咲き乱れ「御船山楽園ホテル」「御宿 竹林亭」という2つのホテル・旅館をもつ御船山楽園だ。

「御船山楽園ホテル」のサウナ「らかんの湯」は、その年に行くべき全国のサウナ施設をランキング・表彰するサウナ界のミシュラン「サウナシュラン2019」にて、グランプリを獲得している。

■「自然が自然のままアートになる」

この御船山楽園で、東京・お台場「地図のないミュージアム」豊洲「水に入るミュージアム」を展開するチームラボが、毎年夏から秋にかけて森のアート展「チームラボ かみさまがすまう森」を開催している。これは「自然が自然のままアートになる」というプロジェクトの作品群が展示され、そこに集う人々の存在によって変容し続ける空間が生み出されるというもの。

今年は「らかんの湯」とコラボレーション。300万年続く自然と1300年の人々の遺産に囲まれた、森と歴史の中のサウナで脳を開き、50万平米の森と庭園に広がるアートを体験し、世界と時間に再びつながる、そんな体験ができそうだ。

■「チームラボ かみさまがすまう森」展示作品よりピックアップ

小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング / Drawing on the Water Surface

増殖する生命の巨石 / Ever Blossoming Life Rock

かみさまの御前なる岩に憑依する滝 / Universe of Water Particles on a Sacred Rock

生命は連続する光 – ツツジ谷 / Life is Continuous Light – Azalea Valley

浮遊する呼応するランプ – ワンストローク、Fire / Floating Resonating Lamps – One Stroke, Fire

廃墟の湯屋にあるメガリス / Megaliths in the Bath House Ruins

森の中の、呼応するランプの森とスパイラル – ワンストローク、夏の森 / Forest and Spiral of Resonating Lamps in the Forest – One Stroke, Summer Forest

地下道の奥の廃墟に舞う群蝶、超越する空間 / Butterflies Dancing in the Depths of the Underground Ruins, Transcending Space

大自然のなか、3密を避けて、心身を覚醒させる幻想的な体験ができそうだ。

チームラボ かみさまがすまう森

会期：7月22日（水）～11月8日（日）
展覧会公式ウェブサイト：https://www.teamlab.art/jp/e/mifuneyamarakuen/

（冨田格）