高級モデルが目白押しのメルセデスの中にあって、もっとも贅沢かつエレガントな2シーターオープンが「SL」だ。
2012年にデビューした現行の6代目は、オールアルミボディをメルセデスの量産モデルとして初採用。先代モデルから最大で140kgの軽量化を実現し、車名が表すとおりの“Super Light”なボディを獲得している。
その後、2016年には大幅なマイナーチェンジを実施。伝説のレーシングカー「300 SLパナアメリカーナ」をモチーフとしたフロントグリルによって他のメルセデス車との“違い”を表現するとともに、新世代の3.0リッターV6直噴ツインターボや9速AT、ダイナミックカーブ機能付きの「アクティブボディコントロール(ABC)」サスペンションなどを採用している。
現行ラインナップは、そのV6ツインターボを搭載する「SL 400」、4.7リッターV8直噴ツインターボを搭載する「SL 550」、5.5リッターV8直噴ツインターボを搭載する「メルセデスAMG SL 63」が並び立つ。
「SL 400」をベースとした今回の特別仕様車「SL 400 グランドエディション」は、生産終了となった6.0リッターV12直噴ツインターボを搭載する「メルセデスAMG SL 65」譲りのエッセンスやラグジュアリーな装備がアピールポイントとなる。
外装では、足回りを引き締めるハイグロスブラックペイントの19インチAMGアルミホイールをはじめ、マットイリジウムシルバーのフロントスポイラー、ハイグロスクローム・フィン、フェンダーの「GRAND EDITION」バッジが、グランドエディションだけの専用アイテムとして奢られる。
一方の内装では、ダイヤモンドステッチのナッパレザーシートや専用フロアマット、マジックスカイコントロール・バリオルーフ、Harman/Kardonサウンドシステムなどのほか、コーナリング時にバックレストのサイドが自動的に膨らんでホールド性を高めるドライビングダイナミックシートも搭載される。
■グレードおよび価格
SL 400=1,329万円
SL 400 グランドエディション=1,416万円
SL 550=1,783万円
Mercedes-AMG SL 63=2,391万円
(zlatan)
画像元:メルセデス・ベンツ日本
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