ホテルに灯台が建っているという、港町・神戸らしい風景。
「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」では、「灯台記念日」である11月1日(木)に、ホテルの最上階のバルコニー部分に建つ灯台を特別一般公開する。
この灯台は日本で唯一、海上保安庁から正式に認可を受けており、1995年7月のホテル開業以来23年間、現役の灯台として今もなお神戸港を行き交う船の安全を見守り続けている。
■ホテル灯台の歴史
1964年、「旧オリエンタルホテル」が神戸市中央区京町に移転した際「港町、神戸のシンボルに」と、日本で初めてホテルの屋上に設置。
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災で旧オリエンタルホテルは被災し、休止をやむなくされた。しかし、同年7月に開業が決まっていた「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」への継承が決定。灯台は存続することになった。
1995年7月7日に行われた点灯式では、午後7時7分に神戸の復興を願う777発の花火があげられ、その日から再び海の安全を見守り続ける灯台として、神戸の海を照らし続けている。
■灯台記念日とは
日本で初の洋式灯台である「観音埼灯台(神奈川県横須賀市)」の起工日(1868年11月1日)を記念し、11月1日を「灯台記念日」として海上保安庁が日本の記念日に制定。毎年各地の灯台で記念行事が行われている。
今年は観音埼灯台が起工し、150周年を迎える記念の年だ。
海の安全、我々の生活を見守り続けている灯台。神戸の歴史とともにある灯台を、このチャンスに見学してみては。
【灯台公開の概要】
日時:2018年11月1日(木)※ 雨天時決行、荒天時中止
時間:15:00~17:00
場所:14階南側バルコニー
見学方法:予約不要、参加費無料 ※上記時間内なら誰でも見学可能
URL:https://www.kobe-orientalhotel.co.jp/
(田原昌)