ブルーのコート・ド・ジュネーブ ダイアルとオパーリンシルバー ダイアルの「グラン・ウール ミニット カンティエーム」、それぞれ直径 39mm または 43mmの2サイズで展開したモデルだ。
クリエーション(創造力)、イマジネーション(想像力)、そして究極のイノベーション(技術的革新)の魅力を備える今回の新作は、デザインのシンプルさを追求したDNAを受け継ぎ、ベストセラーモデル「グラン・セコンド カンティエーム」のケースよりも、より薄いケース厚となっている。
ブルースティール製またはロジウム加工のランシーヌ型針、赤い先端を持つ秒表示、ロジウム加工を施したインデックス、サンレイ装飾を施したリューズ、ボックス型ガラスなど、ブランドの美学を継承しながら、センターに配置した 3 本の針と 6 時位置に小窓を配置した日付表示によって個性を際立たせている。
新しい日付小窓は、伝統的に赤で表示した月の最終日を採用しながら、ダイアルに見事に溶け込むよう鋭角にカットされたエッジが特徴だ。
その中枢で、2014年に誕生したシリコン製のヒゲゼンマイを持つ新しいムーブメント JD1150Pが時計に高い性能をもたらしている点は見逃せない。
シリコン製ヒゲゼンマイとシリコンを取り入れたアンクルを搭載したムーブメントは、非磁性に加え温度変化や気圧の影響を受けないなどといった利点があり、極限の環境にも最高の機能性を発揮し続ける。
現在、柔軟性と究極の耐性を兼ね備えたこの素材の加工方法をマスターしている時計ブランドは、ほんの一握りに限られているという。
シースルーのケースバック越しには、スケルトン加工のローターを備えた、その美しいムーブメントをじっくりと眺められる。 美しく磨かれたムーブメントのプレートには放射線状にコート・ド・ジュネーブ装飾が施され、歯車は内側が放射線状に手作業で丁寧に磨かれている。
その曲線の美しさ、精巧さもじっくりと見つめたいポイントだ。2モデルともに、ジャケ・ドロー愛好家のみならず、新たなファンをも魅了することだろう。
価格はそれぞれグラン・ウール ミニット カンティエーム シルバーJ017530240(直径43mm)とJ017510240(直径39mm)が1,058,400円(税込)。
グラン・ウール ミニット カンティエーム コート・ド・ジュネーブJ017530241(直径43mm)とJ017510241(直径39ミリ)が1,080,000円(税込)。
現在、「ジャケ・ドロー ブティック銀座」で実物を見ることができるので、ぜひその目でこの気品を確かめてほしい。
(オカダヒロタケ)
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