テストを行ったのはアメリカ・カリフォルニアのソノマレースウェイ。NASCARスプリントカップ・シリーズやインディカー・シリーズ、世界ツーリングカー選手権といったレースが開催されるサーキットだ。
使われたコースは全長4.05kmのフルコース。「Robby」という愛称を持つAudi RS7 Piloted Driving Conceptはこの距離を2分01秒01で駆け抜けた。
560馬力のエンジンを搭載した最新型のAudi RS7 Piloted Driving Conceptは、過去のモデル(Bobby)と比べて400kgものダイエットに成功している。プログラミングのみならず、ハードウェアにおいてもより効率の高い方法論を編み出せたということだろう。
サーキットというクローズドな空間での自律制御だけではない。アウディはフラッグシップセダンのA8の次世代モデルをベースに公道での自律走行を可能にする車両の開発を目指しているという。
ハンドルを握らずとも車が自動的に目的地まで連れて行ってくれる、未来のモータリゼーションは手の届くところまでこようとしている。
(武者 良太)
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