おしゃれなベイエリアにあるヨットクラブで行われていたのは「YAMAHA Marine Club Sea-Style」による試乗会。シースタイルは全国のマリーナと提携し、レンタルで気軽に楽しめるボートライフを提案しています。
つまり「操船」や「海遊び」や「釣り」などを、アクティブに、そして身近に楽しむためのクラブであり、筆者の勝手な「クルージング」イメージは若干(だいぶ?)間違っていた模様。
実際に、この日体験したのは、想像していたものよりずっとエキサイティングでワンパクな遊びでした。
■いざ乗船!
我々IGNITE班が体験したのは、「FR-23」というマルチクルーザー。
ちょっとお洒落カフェ風のコーナーや、お手洗い、天窓から空を見上げながらお昼寝もできそうなスペースも。
外から見ると小柄なボートに見えましたが、船内の設備が充実していて、家族での海遊びにちょうどいい感じ。
この日、我々を案内してくれた鈴木キャプテンは、サングラスの似合う海の男です。「きっと、船を操る男性ってモテるはずだわ」とひそかに思ったことは秘密……にしておこうと思いましたが書いちゃいました。
■運河クルーズ開始!
天王洲を出発。
ゆっくりと離岸したボートですが、いざスピードに乗ると大迫力!
この日の最高速は時速40〜50キロだったということですが、これは…とっても……速い。体感速度のあまりの速さに、筆者はなぜか笑いが止まらなくなりました。
ただ、波が穏やかだったせいか、はたまた鈴木キャプテンの確かな腕前のせいか、怖さはありません。水しぶきを間近に感じながら風を切る時間は、ただただ爽快!
40分程度のクルーズで、豊洲やレインボーブリッジ、築地市場や勝鬨橋など東京のウォーターフロントの名所を一挙に楽しめるコースで、なんだかお得な気分に。
シースタイルは全国各地に提携マリーナを持ち、それぞれ地域ごとの特色のある遊び方ができるそうです。この日のような「運河クルーズ」は、東京の水辺の楽しみ方の1つ。
都会の最前線に張り巡らされた運河をめぐれば、江戸から続く歴史の名残、まるでSF映画のような工場の姿など様々な街の表情が見られます。
普段は徒歩やクルマで通っている街を、水の上から見上げるのは不思議で楽しい体験でした。ちなみに東京散歩の定番「浜離宮」には、ボートに乗ったまま入れるそうですよ。
■シースタイルって?
試乗のあとには、シースタイルを主催するヤマハ発動機の方々に、ボートの楽しみ方や免許取得について聞きました。
まずはシースタイルの楽しみ方ですが、免許を取ってシースタイルに入会すれば、全国140ヶ所以上の提携マリーナとその海域で遊べます。
北海道から沖縄、そしてハワイ等の海外拠点までそれぞれに、そこにしかないプランが用意されているとのこと。
また、操船や釣りの技術など、さまざまなチャレンジをサポートしてくれる「マリン塾」も開催されているので、初心者でも安心です。
そしてアングラーズアイドルとしても活躍されていた晴山由梨さんのお話もありました。パーカーにスニーカーという姿なのに、えらく可愛い!
彼女のシースタイルの楽しみ方は、やはり「釣り」がメインだそう。自分で船を操縦してスポットを探すところから始める釣りのよろこびは別格だそうです。
美人女子で、釣りが上手で、ボートの免許を持っているなんて、なんだかとってもカッコいい!
■免許を取るには…
詳細は「3,000円でクルージング! ボート遊びを超身近にしてくれる「シェアボート」がスゴイ」にて紹介していますが、「2級小型船舶操縦士」という免許が、とっても「早くて安い」ことには驚きました。
スクールを受講して免許を取るとして、コースによっては1日で取れるそうです(学科の講習はオンラインで)。
お値段も、スクール・国家試験あわせても10万円を切ってくるそうです。
これは…スッゴく……ほしい!取材を忘れて免許のことを聞きまくりました。だって、わずかな時間とちょっと頑張る初期投資で、その後一生「ワタシ、ボート操縦できるんだよね」とか言って自慢できちゃうし。
「あ、今週末?悪いけど海に出るのよね」とか行って男性の誘いを断ったらカッコいいし(ここ3年誘われていませんが念のため)。
「神戸出張のついでに、ちょっと播磨灘で釣り三昧」とか「沖縄の青い海をボートで縦横無尽」とか、想像したらなんだかとっても楽しそうじゃないですか?
……失礼。まだ何もはじめていないのに、ちょっと妄想が暴走してしまいました。
とにもかくにも、こんなに身近に新たな「自由」と「遊び」の入り口があったことに大きな驚きを感じた1日でした。
各地の提携マリーナでは、「マリーナ参観日」などの見学会も開催されているそうなので、気になる方はぜひ1度足を運んでみては。
(くぼきひろこ)
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