「GTI」は、フォルクスワーゲンのスポーツモデルに与えられるグレードで、その起源は1976年に登場した初代「ゴルフ GTI」まで遡る。その後、歴代「ゴルフ」に加えて「ポロ」や「ルポ」の「GTI」も登場した。
新型「ポロ GTI」には、「ゴルフ GTI」や「ゴルフ R」に採用されているEA888型エンジンをベースに開発された1.8リッターTSIエンジンを搭載。先代モデルに搭載されていた、2つの過給気(ターボとスーパーチャージャー)を備えた1.4リッターTSIと比較して、最高出力は12PSアップした192PSを発生する。最大トルクは先代モデルと同じ250Nmながらも、発生回転数をこれまでの2,000rpmから1,250rpmに引き下げた。これにより発進直後から力強いスタートダッシュを実現するとともに、0-100km/h加速も6.7秒を達成する。
新型「ポロ GTI」は、パフォーマンスの向上と同時に環境性能も大幅に高められている。「ポロ GTI」として初めてアイドリングストップ機能とブレーキエネルギー回生を標準装備。JC08モード燃費は、先代モデル比+4%の17.2km/リッターを実現している。
「GTI」専用のエクステリとして、前後バンパーや水平に伸びた赤いラインと「GTI」のエンブレムが奢られたハニカムグリル、専用リヤスポイラー、ダークレッドテールライト、クロームデュアルエキゾーストパイプなどが標準装備となる。さらにフォルクスワーゲンでは初となるLEDヘッドライトがオプション設定となる。インテリアでは、「GTI」伝統のデザインを継承。黒を基調としたインテリアトリムとタータンチェック柄のシートが特徴となる。さらに3本スポークマルチファンクションレザーステアリングやシフトノブ、ハンドブレーキグリップには赤いステッチが施されている。
ボディカラーはピュアホワイト、ディープブラックパールエフェクト、フラッシュレッド、リフレックスシルバーメタリックの全4色。車両本体価格(消費税込)は、3,342,000円。なお、今回導入される7速DSGモデルの他に、MTモデルも年内に導入される予定とのこと。
(牧村正治)
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