ソフトバンクグループはロボット開発を加速させる目的で、ロボット事業専門の新会社ソフトバンクロボティクスを設立した。
事業内容はロボット製品・サービスの提供などで、話題の「Pepper」も新会社から発売される。ソフトバンクロボティクスの設立は2014年7月24日、事業の方は8月1日より開始しており、「ALDEBARAN Robotics SAS(アルデバラン)」と共同で、感情認識パーソナルロボット「Pepper」を6月5日に発表したが、この新会社が設立されたことによる影響の有無も気に掛かるところだ。
代表の冨澤氏は「ソフトバンクロボティクスは、さまざまな企業と協力しながら「Pepper」の開発をはじめとするロボット事業を一層推進していきます。」と語るが、今後のロボット市場はどうなって行くのだろうか?日本発のロボットに関する調査がまとめられた「ロボット白書」では、高齢化や人口減少が進む中、産業分野だけでなく我々の生活にもロボットが浸透していき、今後20年で今の10倍程度に相当する10兆円市場に成長すると予測している。
ロボットが人々の雇用の機会を減少させてしまうような問題が危惧されるが、東日本大震災では原発内部を調査したり、災害対応ロボットが活躍しており、ロボットでしか出来ないことも存在するのが事実である。
人の手でやるべきところは人で、ロボットでしか出来ない部分はロボットで。
そういったバランスが上手く取れれば、ロボットと人がうまく共存する未来も夢ではないのかもしれない。
http://www.softbank.jp/robot/special/pepper/
(Lion-Maniacs)