立山黒部アルペンルートは、標高3,000m級の峰々が連なる北アルプスを貫く世界有数の山岳観光ルート。その標高の高さから雪が溶けにくく、6月中旬頃まで雪を楽しむことができるため、初夏のじめじめした暑さを忘れ、涼しげな空気を満喫するのに最適だ。
また6月26日からは、日本一の高さ(186m)を誇る黒部ダムの、迫力満点の観光放水が楽しめる。
【天空の白壁を歩こう!雪の大谷ウォーク】(例年の見ごろ:~6月中旬頃まで)
標高2,450mの立山室堂平は、世界でも有数の豪雪地帯。中でも室堂付近にある「大谷」は、吹きだまりになっているため特に積雪が多く、その深さは最大で20mを超えることもある。この「大谷」を通る道路を除雪してできる巨大な雪の壁が「雪の大谷」で、6月でも10mの高さの雪壁を仰ぎ見ることが可能だ。
【日本最高所の雪の迷路を歩こう~Snow Maze~】 (5/18~5/31)
「立山・雪の大谷ウォーク」アルプス広場特設会場に、日本最高所の雪の迷路がオープン。「立山の雪」を活用した縦横30メートル、雪壁の高さ2メートルの迷路で、誰でも楽しめる面白さだ。
【初夏の立山に迫力の滑り台~Snow Slide~】(開催期間:6/3~6/22)
同じくアルプス広場特設会場に、全長30メートルの巨大な雪の滑り台が出現!まだ大量に残る立山の雪を利用した迫力満点のソリ遊びが期間限定、無料で楽しめる。
【本格的な夏の立山で楽しむ!パワースポットめぐり】
日本三霊山の一つにも数えられる立山連峰は、山全体を御神体とし、古くから山岳信仰の対象とされてきた。そのため、「地獄」と「浄土」を巡礼できる、まさにルート全体がパワースポットなのだ。
おすすめスポット①念仏を唱える滝「称名滝」
落差350mを誇る日本一の大瀑布。流れ落ちる水の迫力は圧巻の一言。
雪解けのこの時期だけに現れる二本目の滝「ハンノキ滝」と、水しぶきが作りあげる虹を見れば効果も二倍!さらに水量が増した時には、二本の滝から分岐して、いくつもの小さな滝が現れる珍しい光景に出会えることも。
力強い水しぶきとマイナスイオンのシャワーから、霊峰立山のパワーを充填しよう。
おすすめスポット②持ち帰れるパワースポット「立山玉殿の湧水」
霊峰立山の主峰、雄山。その山頂3,003m建つ、日本一標高の高いパワースポット。立山信仰の中心的な存在のこの場所は眺望もよく、晴れた日には日本三霊山の全てを一度に眺められることも。
また、雄山の直下から湧き出る水は、降り積もった雪が200年以上もの歳月をかけて自然濾過され湧出した水。湧水はミネラルが豊富で美容にも最適。雄大な景色と美味しい湧水で、身も心もリフレッシュできるパワースポットだ。
■立山黒部アルペンルートのイベント情報
http://www.alpen-route.com/event_new/
(田原昌)