世界が魅了された陶芸の粋・宮川香山

今年は陶芸家・宮川香山の没後100年ということで、サントリー美術館の特別展に足を運んだ。

初代・宮川香山は幕末から明治、大正と長期にわたって活動し続けた京都出身の陶芸家。京都・真葛が原の陶工の息子として生まれ、岡山の虫明、そして文明開化に湧く横浜に移住した。

香山が薩摩焼から新しく編み出した「眞葛焼」は、奇抜でもあり美しくもあり、驚嘆させられる。そしてそれらの陶器の殆どは開港した横浜から輸出され、欧米諸国を魅了して万国博覧会でも数々の賞を受賞したという。

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