よく晴れた行楽地や、都会の夜景の中を走るドライブも良いけれど、光の中を走り抜ける魔法のようなドライブなんていかがだろうか?
全長990mのトンネルが17,752枚もの反射板で彩られた、光輝く一面のトンネルアート『The MAGICAL TUNNEL』が登場した。
舞台は、愛媛県今治市伯方島。しまなみ街道伯方インターを降りてすぐの宝股山トンネルだ。
今治市の全面協力のもと誕生した、かつてない規模のトンネルアート『The MAGICAL TUNNEL』。このデザインを担当したのは、インテリアや壁画アートを得意とし、イギリスを拠点に活動するアーティストイギリスを拠点に活動するアーティスト「Gilles & Cecilie」だ。
トンネルの壁面を利用し、クルマのハイビームに反応して輝く、反射板や塗料でデザインを施した。総制作時間は1,680時間、反射板の数は17,752枚に至るというからそのスケールの大きさは普通ではない。
この「The MAGICAL TUNNEL」は、日産DAYZに搭載された「ハイビームアシスト機能」をPRするため制作されたプロジェクト。
道路周辺の明るさをルームミラー背面のウィンドシールドに設置したカメラのセンサーで認識し、車速などの諸条件によりハイビームとロービームを自動で切り替える機能だ。
それによってロービームへの切り替え忘れを防ぐだけでなく、ハイビーム走行が増えることで前方の歩行者や道路状況をいち早く視認することができるようになるなど、軽ながらワンランク上の走行が可能な一台となっている。
筆者は単調なトンネルもなかなか結構好きなのだが、こんなアトラクションのようなトンネルなら、子どものために家族で訪れてみたいものだ。
(オカダヒロタケ)