浮世絵を思わせるブルーが美しい腕時計。ドイツ「NOMOS GLASHÜTTE」の日本限定モデル

ドイツの時計ブランド「NOMOS GLASHÜTTE(ノモス グラスヒュッテ)」は、浮世絵ブルーが美しい日本限定モデル「Tangente Japan Blau(タンジェント ジャパン ブラウ)」を、数量限定で3月中旬に発売。

アイコニックモデル「タンジェント」をベースに、美しい鮮やかな青色をインデックスにした、秒針が青と赤の新モデル2型となっている。

バウハウスの理念を反映した時計をデザイン

「NOMOS GLASHÜTTE」は1990年、ドイツ時計産業の中心地グラスヒュッテに創業した。

創業以来、一貫して研究開発およびムーブメントの製造・組立をグラスヒュッテで行う一方、デザインに関してはベルリンのデザインスタジオで行っている。

ドイツ工作連盟やバウハウスの理念を色濃く反映したデザインは世界的に認められ、これまで150以上のデザイン賞を受賞している。

浮世絵からインスピレーションを得た日本限定モデル

「タンジェント」は1992年の発表以来、同ブランドを代表するアイコニックピースであり、常にベストセラーのモデルだ。

ベルリンから来た青を愛する浮世絵をイメージ

18世紀初頭、ドイツ・ベルリンで発見された染料「ベロ藍」。それは、浮世絵を代表する絵師、葛飾北斎や歌川広重が愛した青だ。

発見された地名から「ベルリン藍」と名付けられ、略して「ベロ藍」と呼ばれている。

はるかヨーロッパからやってきたこの青の顔料は浮世絵の技術と出会い、浮世絵の中で描かれる空や波に広がりや奥行きを与える、美しい革新の色となった。

今回の新作「Tangente Japan Blau」は、浮世絵に浮かぶ淡い雲を思わせる乳白色の文字盤に、浮世絵の中で生き生きと描かれる美しい鮮やかな青色をインデックスとし、ドイツ伝統の青焼き針とセットした。

同モデルは、「ベロ藍」が生まれたベルリンに拠点を置くデザインチーム「ベルリナブラウ」が生み出したもの。ブランドの哲学であるシンプルさを体現する「タンジェント」に、日本の伝統美を具現化している。

青と赤、2種類の秒針が選べる日本限定モデル

同モデルには、日本限定の証である「TANGENTE SONDERMODEL JAPAN」の文字とシリアル番号を刻印。

ストラップは、ブルーを引き立てる「ホーウィン社」製ブラウンのヘリ返しコードバンに、ディプロイメントバックル付きとなる。

そして、この特別な文字盤の裏で正確に時を刻むのは、グラスヒュッテで一番多く生産され、最も信頼度の高い手巻きの自社製アルファムーブメントだ。

そして、モデルは2種類。

青焼きの秒針は、ブルー一色で描き切る技法 「藍絵」をイメージしたもので、赤染めの秒針は、浮世絵の作品を華やかにし、 全体を引き締める「紅」をイメージした。

また、葛飾北斎の名画『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』をモチーフにした特製スリーブに、トラベル用にもなるレザーケースが付属する。

腕元を彩る「タンジェント」の美しい青が、目を惹きそうだ。

Tangente Japan Blau
発売日:3月中旬
モデル:NM139.S53B(秒針:青焼き)ノモスブティック限定15本
NM139.S53R(秒針:赤染め)正規販売店限定35本
ケース径:35mm
ケース厚:6.6mm
価格:各382,800円(税込)
ブランド公式サイト:https://nomos-glashuette.com/ja

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000165.000047204.html

(田原昌)