築110年以上の呉服屋をリノベーションした料理宿「撚る屋(よるや)」が、岡山の倉敷美観地区にオープンしている。
同宿では、造形美に魅せられるダイニングや客室に加え、宿泊ゲスト以外も利用できるワインバーを併設。この地を訪れた人々は、空間デザインの妙や、人とモノが海と陸を行き交う倉敷ならではの魅力を堪能できることだろう。
「火の座」をテーマとした繋がりを深める空間
年間で約461万人ものツーリストが訪れるという倉敷市の中でも、日本の文化景観をとくに楽しめるエリアが倉敷美観地区。その一方、宿泊施設の数は限られていて、その魅力をより深く体験できる場の存在が期待されていたという。
そうした背景もある中、新たに誕生した「撚る屋」では、かつて家族や人々が集った「火の座(かのざ)」をテーマに、土地や人々との繋がりを深める空間が創造されている。
また、美観地区特有の路地「ひやさい」を再現するなど、伝統と現代の融合を随所に感じることができる。
日本の繊細な季節のうつろいを肌で感じられる
全16席のカウンターを備えるダイニングでは、春夏秋冬という四季の枠を超え、日本の繊細な季節のうつろいを肌で感じられる日本料理を提供。
その日に水揚げされた瀬戸内の魚介、岡山の土壌が育んだ野菜や和牛といった多種多様な食材が、この地ならではの美食に仕立てられている。
客室は、専用庭や半露天風呂を備えた「スイート」や「ジュニアスイート」をはじめ、漆喰や煉瓦を用いた「メゾネットタイプ」などが用意されている。
その他、宿泊ゲスト以外も気軽に立ち寄れるワインバー「Bar YORUYA」も併設。ここでは、国内外で作られたナチュラルワインやクラシックワイン、ワインとのマリアージュを追求した一皿が提供される。
パートナーと一緒に同宿を訪れて、過去と未来をつなぐ倉敷美観地区の魅力を満喫してみたい。
撚る屋 YORUYA
所在地:岡山県倉敷市東町2-7
客室数:13室
客室タイプ:スイート(76平米・1部屋)、ジュニアスイート(60平米~70平米・2部屋)、メゾネット 漆喰(52平米・4部屋)、メゾネット 煉瓦(48平米・3部屋)、スタンダード(30平米・3部屋)
公式サイト:https://yoruya-kurashiki.com/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000022647.html
(zlatan)