日本の風土や文化に根差した建材で、歴史的な価値の高い「瓦」。瓦の魅力を国内外に発信し、京都の二条城をはじめ、海外の施設の建築も手掛けるなど注目を集める瓦職人集団「大佛」は、盆栽プロデューサー⼩島鉄平氏が率いるTRADMAN’S BONSAIとコラボし「盆⽡ -bon kawara- 2024」を、11月30日(土)・12月1日(日)に開催する。
京都・白沙村荘 橋本関雪記念館の美しい紅葉を背景に、盆栽と瓦で神獣を表現した壮大な芸術作品を体験できる注目のイベントだ。
盆栽と瓦鉢が融合し神獣たちが現実世界に降り立つ2日間
「盆⽡ -bon kawara- 2024」は、NIKEやDiorなどのハイブランドから注目を集めるTRADMAN’S BONSAIと大佛のコラボレーションで実施。
瓦で作った鉢に青龍や朱雀などの神獣の姿を彫刻。その躍動感を盆栽の樹形で表現し、盆栽と瓦が織りなす伝統と革新を披露する。
青龍や朱雀を始めとする四神や、獅子・化鯉などの神獣をテーマにした作品を8点披露する他、TRADMAN’S BONSAIが手がける盆栽作品の特別展示も行う。
生き生きとした盆栽と鉢が融合し、神獣たちが現実世界に降り立つ2日間だ。白沙村荘 橋本関雪記念館の美しい紅葉とともに楽しみたい。
盆栽を通して日本の伝統美術を世界へ発信
「TRADMAN’S BONSAI」小島鉄平氏は、アパレル業界でバイヤーとして活躍。海外へ買付けに行く際に、日本文化の素晴らしさに改めて気づいたという。やがて盆栽の歴史の深さや美しさに魅了され「日本の伝統文化である盆栽を世界へ伝えたい」と一念発起し、2015年にTRADMAN’S BONSAIを結成した。
唯一無二の世界観で盆栽のある空間を演出し、NIKE・Diorなど、様々なブランドやアーティストと共演。「伝統とは革新の連続」を胸に、日本の格好良さを盆栽を通して、幅広い年代・世界へと発信している。
西洋建築と瓦の融合で日本建築の新しい価値を創出
大佛の代表取締役・庄司達馬氏は、高校卒業後、単身渡米しグラフィック系のコミュニティカレッジを修了。帰国後、瓦施工会社である大佛に入社し、6年にわたり瓦職人として技術を磨くと同時に、伝統的な日本建築技術はもとより西洋建築とのデザインの融合に取り組み、新しい価値を創出することに尽力している。
今回会場となる白沙村荘は、日本画家・橋本関雪が自身の制作を行うアトリエとして造営した邸宅。10,000平米の敷地内には大正〜昭和初期に建築された居宅・3つの画室・茶室・持仏堂などの建造物が散在する。
国の名勝に指定されている池泉回遊式庭園は7,400平米におよび、平安から鎌倉時代にかけての石像美術品が多く置かれている。
神獣をテーマにした8つの作品は、庭園内の茶室や池の水上などに設置。美しい紅葉を背景に、幽玄な庭園風景の中に浮かび上がる神獣たちの姿を堪能したい。
盆⽡ -bon kawara- 2024
会期:11月30日(土)10時~16時・12月1日(日)10時~17時
会場:京都 白沙村荘 橋本関雪記念館
所在地:京都府京都市左京区浄土寺石橋町37
料⾦:前売券 2,500円(税込)・当日券 3,000円(税込)
公式サイト:https://bonkawara2024.kyo-daibutsu.jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000071743.html
(高野晃彰)