モーター技術の進化とともに、テスラモーターズやリマックアウトモビリといった新興のハイエンドEVメーカーが台頭してきた。フィンランドのトロイディオンもその仲間入りを果たすのだろうか。
「Top Marques Monaco」で発表された「Toroidion 1MW」は、200W×2、300W×2のモーターで4輪を駆動する、最高出力1MWのスーパーカー。馬力に換算すると、1341hpという数値になる。
コンセプトカーではあるが、パーツの合いを見ても完成度の高さが窺える。
2灯×2機のプロジェクターライトを用いているが丸目に見せている作りは60’s、70’sの文脈を意識したものだろう。長細く主張を抑えたグリルや、フェンダーに収まるライトからも古き時代のスーパーカーデザインが窺える。
コックピットもまた、古きスーパーカーに憧れた男子がこのむデザインとなっている。スピードメーター・レブメーターはデジタル式で最小限の面積に抑え、パネルにはレバースイッチが並ぶ。
センタートンネルにはスマートフォンを納める窪みがあるが、シフトレバーはまた色気のカケラもないもの。しかし、それがいい。この闘う男の仕事場といった、機能美にあふれるコックピットは憧れる。
詳細なスペックは不明。市販の目処が立っているかどうかも不明。しかしEVでここまでのパワーとスタイリングをもったモデルは今まで存在しえなかった。今後どのような展開を見せるのか、トロイディオンからは目が離せない。
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