日本の手しごとを通じて、「職人性」を世界に伝えるSimply Native。同社はこの度、オーストラリア・シドニーの中心地サリーヒルズに、日本の生活工芸品を集めたフラグシップストアをオープンした。
ストアでは、日本の職人の想いが込められた1,200種以上の生活工芸品を展示販売。その精神性を学ぶコミュニティとして、感度の高い地元の人々から注目を集めている。
日本の職人の精神が宿る「職人性」を世界に伝える
Simply Nativeは、日本の手仕事を通して、日本の「職人性」を世界に向けて発信する文化商社だ。そのため、日本のものづくりの根幹にある職人の姿勢を、言葉に表している。
それは「自然の一部として自身を理解する人」「自分の仕事に誇りを持ち、理想に向かって前進し続ける人」「共に働く仲間への思いやりを持つ人」だ。
このような条件を満たす「職人性」は、実際に手を動かして作っている人に限らず、その心意気を持った全ての人たちを含むという。
そして、こうした想いを届けるため、「空間づくり」「コミュニティづくり」「プロダクトづくり」事業を展開する。
「空間づくり」は、店舗や住宅向けのインテリア内装材・テーブルウェア。または、飲食店向けのプレミアム食材などを厳選しクライアントへ提案する。
「コミュニティづくり」は、フラグシップストアと、海外に向けたオンラインストアにて、日本全国の生活工芸品の販売を行い、その価値を伝えること。体験型の様々なワークショップやイベントも行う。
「プロダクトづくり」は、同社が独自の視点で新たなプロダクトやサービスを開発。創業から育んできた、つくり手との関係性によって実現できる、職人の技術や、その土地の風土が宿る商品を展開する。
シドニー中心部にオープンしたフラッグシップストア
「空間づくり」「コミュニティづくり」「プロダクトづくり」事業を具現化したのが、この度、オーストラリア・シドニーの中心地サリーヒルズにオープンしたフラッグシップストア Simply Nativeだ。
ここは、商品購入だけでなく、創業当時から定例で開催している抹茶ワークショップをはじめ、様々な体験の機会を用意し、学びのコミュニティとして機能も持つ。
ストアスタッフは伝えるプロとして、商品の背後にある技術や文化、作り手のストーリーをゲストに丁寧に伝達する。
ストアを訪れる人が、自身の手で触れ、話を聞き、体験することで、商品の背景にある日本の歴史・文化を新たに学ぶ喜びに繋げるという。
今後も日本の作り手とともに、職人の精神性が宿るものづくりに触れられる場や機会をプロデュースするというSimply Native。
日常に新たな価値観を生み出し、より人間らしい豊かな生活にあふれた暮らしが広がっていくことを追求するという、同社の動向に注目したい。
フラグシップストア Simply Native
所在地:1/148 Goulburn Street, Surry Hills NSW 2010 Australia
営業時間:月曜〜土曜は10時~18時、日曜は11時~16時
定休日:無休
公式サイト:https://simplynativejapan.com.au/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000038358.html
(高野晃彰)