故・高倉健さんに捧ぐジャズナンバー。「懐かしき日々(Dear Memories)~SONG FOR KEN-SAN」配信開始

昭和という激動の時代を象徴する名優・高倉健さん。

生前主演した映画・TVドラマのテーマ曲を収録し、2023年12月14日(木)に発売されたCD「懐かしき日々(Dear Memories)~SONG FOR KEN-SAN」は、翌日のAmazonジャズ最新ランキングで1位を獲得するなど静かな話題を呼んだ。

同作が各社音楽配信サービスでリリースされ、より手軽に、より身近に楽曲を楽しめる機会を生み出している。

日本独自のジャズを追求するRATSPACK EYESからリリース

レーベルは1981年創業の老舗ディストリビューター、ラッツパック・レコード社のRATSPACK EYES。

実力のあるベテランミュージシャンを起用し、「西洋の模倣ではない、独自性を持った“日本のジャズ”」を追求するレーベルだ。

これまでにリリースした11作品中、文化庁芸術祭参加3作品、日本レコード大賞(企画賞・功労賞)2作品、スイング・ジャーナル社主催ジャズディスク大賞・日本ジャズ賞を受賞するなど、その功績が認められている。

「懐かしき日々(Dear Memories)~SONG FOR KEN-SAN」は、高倉健さんが生前主演した映画・TVドラマを彩ったテーマ曲を、国内ジャズシーンを代表するミュージシャンがレコーディングした1枚。

「時代おくれの酒場」「懐かしき日々(Dear Memories)」「あにきのテーマ」を収録し、長年にわたって高倉健さんの肖像を手がける画家・福山小夜さんがアートワークを担当した。ジャケットからは静謐でありながら底知れぬエネルギーが漂い、不世出の名優のスピリットを現代に問いかける作品となっている。

「懐かしき日々(Dear Memories)」は、1985年に公開された降旗康男監督の映画『夜叉』で使用された楽曲だ。作曲者本人である佐藤允彦さん(Piano)を筆頭に、坂井紅介さん(Bass)、類家心平さん(Trumpet)、石若駿さん(Drums)が集結し、新たにレコーディングを行った。

ハードボイルドとロマンティシズムが共存したこの曲の世界観から、高倉健さんの不器用かつ誠実で繊細な一面が感じられる1曲に仕上がっている。

類家心平さん(Tp.)

類家心平さん(Tp.)

坂井紅介さん(B.)

坂井紅介さん(B.)

作曲した佐藤允彦さんは、世界中のジャズ・フェスティバルに出演するベテラン演奏家でありながら、作・編曲家としてテレビ番組、映画、CMの分野でも著名という顔を持つ。

佐藤允彦さん(Pf.)

佐藤允彦さん(Pf.)

一方、1992年生まれの石若駿さんは幼少期からクラシックに親しみ、最近では人気アニメのドラムパートの実演奏などを担当する若き才能だ。日本のジャズシーンを代表する大ベテランと、新進気鋭のミュージシャンが協働した。

石若駿さん(Drs.)

石若駿さん(Drs.)

このほか秋田慎治さん(Piano & Synthesizers, Programming)が加わり、RATSPACK EYESレーベル渾身の最新作となっている。

秋田慎治さん(Piano & Synthesizers, Programming)

秋田慎治さん(Piano & Synthesizers, Programming)

配信はApple Music、Spotify、Amazon Musicなどのサービスから。愛用のサービスで視聴すれば、いつでもどこでもその世界観に浸ることができる。

「懐かしき日々(Dear Memories)~SONG FOR KEN-SAN」:https://lnk.to/RPES-4868

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001163.000011969.html

(SAYA)