アウディ ジャパンは、アウディのワンメークレース Audi R8 LMS Cupを初めて日本で開催し、Team Audi Japanとして1台のR8 LMSをエントリーさせることを発表した。
「Race track to the road」のスローガンを掲げるアウディは、創業当時よりモータースポーツの場を技術の実験場として、最も過酷な環境での走行を通じて、様々な新技術を開発し続けている。カスタマーレーシングにおいてアウディ初のワンメークレース「Audi R8 LMS Cup」は2012年よりスタート。レースに使用される「R8 LMS」は市販モデルであるR8をベースとしており、50%以上の部品は共通である。パワーユニットはV10TFSIエンジンを採用している。
レースモデルであるR8 LMSの最大の特徴は『push-to-pass』機能にある。これはボタン操作により、50馬力の出力アップを可能としたブーストアップ機能で、戦略的に追い越し時などに使用するものだ。このスイッチの使用可能数はそれぞれのコース特性によって決められており、プロ、アマチュアを含めたドライバー達が繰り広げる熾烈な戦いのひとつのポイントとなっている。
今年度のレースは、5月に韓国のGTアジアでの開催を皮切りに、中国、マレーシアにおいて全6戦の開催を予定。その中の第2戦を、初の日本開催となる富士スピードウェイで実施されることとなった。
第2戦の富士スピードウェイは、7月25日(金)に予選を行い、翌25日(土)に決勝が行われる。この富士では、Team Audi Japanとして1台をオフィシャルチームとしてエントリーさせる。ドライバーは、モータースポーツでも活躍する俳優の岩城滉一氏が担当するという。
なお富士スピードウェイでの第2戦のAudi R8 LMS Cupには22台のR8LMSが参戦する予定だ。