ワインを「13段階の飲み頃」に分ける新しい選び方。熟成ワイン専門店「年号ワイン.com」の新提案

時に50年も続くとされるワインの“飲み頃”。人の一生に当てはめてみても長大なこの期間、最初と最後では味わいが違うのではないか、という疑問にヴィンテージワイン専門店のECサイト「年号ワイン.com」が取り組んだ。

ワインが生産後から古酒になる過程を13段階に分類し、飲み頃期間での味わい変化、古酒期間での味わい変化を独自の視点で分析。全国初となる「13段階の飲み頃検索機能」をサイトに搭載した。

誰でも簡単に探せる「13段階の飲み頃」

この理論ではワインの飲み頃時期を大きく3つにまず分け、さらに13段階の飲み頃過程を定義付けた。そしてワイン評論家や同社ソムリエによる飲み頃予想を元に、誰でも簡単に「飲み頃でワインを探す」ことができるような仕組みを作り上げた。

1段階目は2024年以降に飲み頃が訪れるような「未来に飲み頃が始まるワイン」。それから「今年が飲み頃のワイン」「古酒入門向きのワイン」「熟成感を愉しむワイン」などのステージを経て、13段階目には「壮大な大古酒ワイン」に至る。

この探し方には6つの利点があるという。

「ワインの熟成段階を想像する新しい愉しみ」「会食などの利用シーンに合わせたワイン選び」「飲み頃期間が来年2024年、再来年2025年にある未来の飲み頃のワイン選び」「産地や出来で飲み頃が長い『長命ワイン』探し」「飲み頃を過ぎたと言われる古酒ワインの持つ魅力を発見する喜び」「熟成の全ての過程を俯瞰し、ワインの熟成から得られる経験や愉しみ」だ。

飲み頃を意識したワインセレクトの一例

一例として「2005年 シャトー バタイィ」は、今が飲み頃の前半にあるワイン。

2005年のフランスは降水量が少なく、気温は高いというブドウ栽培に好条件の天候だった。今年2023年に飲むと、専門家が予想した飲み頃期間中の前半の15%時期に当たる。

同社のソムリエは凝縮された味わいから、飲み頃はさらに長く続くであろうと予想。専門家の飲み頃予想は2020年~2040年で、同社ソムリエの飲み頃予想は2015年~2045年となっている。

また、「古酒として若い(飲み頃が1~2年過ぎている)ワイン」としては「2011年 シャトー セネジャック」がある。

古酒タイプとしてはまだ活力を保ち、飲み頃の要素を備え、複雑味に加えて枯れたニュアンスも含まれる。専門家の飲み頃予想は2014年~2021年で、同社ソムリエの飲み頃予想は2013年~2024年だ。

検索機能は、ECサイト内の「飲み頃で探す」から利用できる。実はこの機能は昨年、11月19日が「いい熟成ワインの日」として記念日認定された頃から計画しており、およそ一年をかけて見事に実装に至った。

同サイトでは従来のワインショップからのお薦めや、評論家の評価ポイントでは飽き足らない“時間”という要素をたっぷりと含んだ熟成ワイン選びの世界観などを、これからも提案していくという。

今年が飲み頃にあるエネルギッシュで調和のとれたタイプ、来年以降の未来に飲み頃が始まる非常にフレッシュなタイプ、さらに長期熟成した古酒タイプのワインなど、新たな選び方に挑戦してみたい。

「年号ワイン.com」:https://www.nengou-wine.com/nomigoro-wine/index.htm

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000007717.html

(SAYA)

※20歳未満の人への酒類の販売はしていない