ファッションやトレンドに敏感な大人男性に向けて、遊び心ある着こなしと、自分の魅力を最大限に引き出すワンランク上のたしなみを提案するセレクトショップ「L’ECHOPPE(レショップ)」。
かつてセレクトし、訳あってしばらく取り扱いを中断せざるを得なかったブランド「LA CORDERIE(ラ コードリー)」が今シーズン、待望の再登場。美しいシルエットのコートがファッショニスタを虜にしそうだ。
女性職人が手作りする希少な「LA CORDERIE」のコート
「LA CORDERIE」は以前、フランス・パリのマレ地区を拠点にしていたオーダーメイドのコート専門店。
デザイナーのスーザンさんはかつてレインコート工場でデザインを手掛けており、「KENZO(ケンゾー)」などで経験を積んだ後、自身のショップを構えた。小さな空間で物づくりを完結させ、全ての工程を自身の手で行う希少な職人だ。
数年前まで「L’ECHOPPE」はパリを訪れ、彼女の店を訪問し「LA CORDERIE」のコートを買い付けていた。
しかしあるとき、スーザンさんを不幸が襲う。店が強盗に遭ったのだ。それを境に、スーザンさんはフランスの山奥に隠居。再びオーダーの機会を設けることが難しくなってしまった。
2023年の買い付け旅行でスーザンさんと待望の再会
そして時は過ぎ、今年1月、「L’ECHOPPE」は「ツールドフランス」と題し2800kmの距離を車で移動する買い付けの旅に出た。
「L’ECHOPPE」のスタッフたちは、冬シーズンの旅に備えてそれぞれコートや上着を着込んでいた。そしてスタッフの一人は、当時の「LA CORDERIE」のコートを身を纏っていた。
このことに気づいた他スタッフが、旅の道中にスーザンさんと再会できないかと思いつく。すぐにスーザンさんにアポイント連絡を行った。
アポイントを了承する連絡が届いたのはフランスに入る頃だった。スタッフは車を走らせ、山奥を目指す。たどり着いたのはレンガ造りの住宅。そこでスーザンさんはひっそりと暮らしていた。
邸宅の奥には製作部屋が設けられ、彼女が今も現役でコートを作っていることがうかがえた。たくさんのサンプルの中には、一際目を引く2つのモデルがあった。
魅力的な2つのコートに目を奪われる
1型目の「CORDE」は、光沢感のあるコットン素材を使用したコート。
フロントはどこか英国を感じるダブルの仕様ながら、アームホールや身幅の取り方、肩の傾斜など、着た瞬間にフレンチの空気感を感じられる。低めのポケットの上に巻き付ける腰ベルトの違和感もいいアクセントに。
2型目の「MYK」はカジュアルテイストなモデル。
アウトドア・ワーク・レインコートといったあらゆる要素が混じったフードコートで、袖付けや裏地の選び方などには、スーザンさんの経験とセンスが光る。
サンプル当初の2つのコートはどちらもレディースモデルだったが、メンズが着ても抜群にかっこいい。
そこで「L’ECHOPPE」は、これらのモデルのメンズ仕様への変更、サイズ修正を相談し、惜しみながらもスーザンさんと別れた。月日は流れ、サンプルが納品される。完璧な仕上がりだった。
「L’ECHOPPE」とスーザンさんのイメージが完全に一致していたからこそ生まれた、手作りのコート。希少性とストーリーを持つコートは、多くの人々に愛されるに違いない。
L’ECHOPPE 青山店
所在地:東京都港区南青山3-17-3 1F
営業時間:平日12時~20時/土日祝11時~20時
L’ECHOPPE公式サイト:https://lechoppe.jp
PR TIEMS:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001586.000011498.html
(IKKI)