「BLANCPAIN(ブランパン)」は、モナコ筋ジストロフィー協会が開催する「Only Watch 2023 オークション」のために、今年初旬に発表した「フィフティ ファゾムス 70周年記念 Act 1」のスペシャルエディションを製作した。
20年以上にわたり、モナコ筋ジストロフィー協会に積極的な資金提供を行い支援しているという同ブランド。出品するスペシャルエディションは、独特のブルーを基調としたモチーフをあしらった記念の年にふさわしいタイムピースとなっている。
ダイビングの歴史に刻まれた名品、フィフティ ファゾムス
「ブランパン」にとって、「フィフティ ファゾムスは」伝説的な遺産である。その生みの親は同ブランドの当時の共同最高経営責任者、ジャン=ジャック・フィスターさんで、ダイバーとしての自身の経験を活かして初代モデルを製作している。
深い洞察に基づいて彼が発明した機能や特徴の組み合わせは、現在に至るまで腕時計の世界でダイバーズウォッチというジャンルを定義づけるものとなった。
実際、米海軍が公式ダイバーズウォッチを選考するにあたり1957年から1959年にかけて厳格な試験プログラムを実施したところ、すべてのテストに合格したのは「フィフティ ファゾムス」だけだったという。そんな歴史的裏付けを持つ腕時計である。
「Only Watch」のための特別な仕様と環境への配慮
「Only Watch」のために製作された「フィフティ ファゾムス 70周年記念 Act 1」スペシャル エディションは、2003年の50周年記念モデルと2007年のフィフティ ファゾムスからインスピレーションを得ている。これらのモデルは、1953年の初代と新世代のフィフティ ファゾムスの誕生を記念した2つのランドマーク的エディションである。
ブルーの逆回転防止ベゼルには耐傷性に優れたサファイアを採用し、丸みを帯びたドーム型のフォルムが魅力的な立体感を演出する。
外周に向かって色味が深くなる繊細なブルーのグラデーションで彩られたダイヤルには、蛍光塗料を施したインデックスを配置。3時、6時、9時、12時位置にアラビア数字、5分刻みの表示にはバトン型インデックスを配している。それぞれに幾層ものスーパールミノバが塗布され、立体感と奥行きが生まれているのも特徴のひとつ。
ムーブメントは、3つの香箱による5日間の安定したパワーリザーブを誇る「ブランパン」の自社製キャリバー1315を採用。フリースプラングテンプとシリコン製ヘアスプリングを搭載し、高い精度と堅牢性を実現している。
クリアなケースバックからは、高級仕上げのムーブメントや大型の石、そしてNACプラチナ合金コーティングを施し「Only Watch Blancpain」の文字を配した18カラットのゴールド製ローターを眺めることができる。
ステンレススティール製ケースは、先日発表された「フィフティ ファゾムス 70周年記念 Act 1」と同じ42.3mm径。このモデルに装備されるブルーのNATOストラップは、海洋環境浄化活動の一環で海から撤去された漁網を再生・リサイクルしたナイロンを使用している。
独自のブルーを基調としたモチーフが彩るこの記念タイムピース。その存在感と慈善への献身が注目を集めることだろう。
ブランパン 公式ウェブサイト:https://www.blancpain.com/ja
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000118474.html
(akihiro takeji)