日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は、「2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー」のノミネート車、38モデルを発表した。今回発表された38モデルは、2013年11月1日から2014年9月30日までに発表または発売され、年間の販売台数が500台以上見込まれている乗用車の中から選考されている。38モデルの内訳としては、国産車が17モデル、輸入車が21モデルとなっている。
昨年、輸入車として初めてフォルクスワーゲン「ゴルフ」がその栄冠に輝いたのは記憶に新しいところ。今回ノミネートされたモデルはどれも「ゴルフ」に続くポテンシャルを秘めている。特にIGNITEが注目する輸入車は、7年ぶりにフルモデルチェンジしたメルセデス・ベンツの「Cクラス セダン」。素材の選定から設計、製造工程に至るまでいたるところに最先端技術を投入し、「アジリティ&インテリジェンス」のコンセプトを実現し、激的な進化を遂げた。「Cクラス」の対抗としては、BMWが満を持して導入した次世代モビリティ「i3」だろう。日本カー・オブ・ザ・イヤーに初めてノミネートされた輸入車EV(電気自動車)として、どのような結果が出るか注目したい。そして、こちらも10年ぶりにフルモデルチェンジしたアウディ「A3 スポーツバック」と新しくラインナップに加わった「A3 セダン」も気になるところだ。その他にも3世代目に進化した「MINI」、ジャガー「Fタイプ クーペ」、欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したプジョー「308」、マセラティ「ギブリ」、ジープ「チェロキー」などどれも上位10モデルに入ってもおかしくない。そして輸入車勢を迎え撃つ国産車も負けてはいない。前々回、CX-5で日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したマツダは今年は「アクセラ」と「デミオ」がノミネートされている。レクサス初のコンパクトクロスオーバー「NX」、スバルからは「レヴォーグ」、「WRX S4/WRX STI」、ダイハツ「コペン」も忘れてはいけない。
10月8日に、1次選考が行われ日本カー・オブ・ザ・イヤーの候補車として10モデルを選出。そして10月13日に「2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー」が決定する。