6月1日(木)、群馬県前橋市の複合施設「まえばしガレリア」内に、本格的なフランス料理とワインを楽しめるレストラン「cépages(セパージュ)」がオープンする。
前橋の新たなアートスポットとして注目される施設に誕生する同店。名店で経験を積んだシェフとソムリエが繰り出す料理とワインのペアリングは、上質な空間と相まって、芸術の域に達するだろう。
前橋の新アートスポットに開店、3つの空間で異なる食体験
「まえばしガレリア」は、アートとデザインによる地域活性化が進む前橋の新たなアートスポットとして5月7日(日)にオープンした複合施設。同店は、日本を代表する有名ギャラリー5社が拠点を構える1階に誕生する。
店内には緩やかに分かれる3つの空間が広がる。
エントランスを入ると現れるのが、12席のバースペース。オレンジやイエローの砕石がまだらなテラゾーのカウンターに木製のスツールを配置し、落ち着いた中にも親しみやすさのある空間となっている。
ベージュトーンで統一されたダイニングエリアには、6席のカウンターを用意。目の前で料理が仕上がっていく様子を見られる、臨場感あふれる席だ。
トンネル状の通路をくぐった先には、12席のホールエリア。同施設にふさわしいアートと料理を共に味わえる空間となっている。
名店出身のシェフとソムリエが贈る至高のマリアージュ
同店では、「日本でも有数の素晴らしいワインと料理を味わえる場所を作る」というコンセプトのもと、群馬の食文化や食材と日本各地の選りすぐりの食材が調和した本格フレンチと、上質なワインのマリアージュを楽しめる。
ともに研鑽を積んだシェフとソムリエがタッグ
シェフを務める石橋和樹氏は、東京・有楽町のフレンチレストラン「アピシウス」で8年半修業した後、ミシュランで3つ星を獲得した青山の「レフェルヴェソンス」と品川の「カンテサンス」にて腕を磨いた。
マネージャー兼ソムリエを務める内藤大治朗氏は、「レフェルヴェソンス」のほか、ミシュランガイド東京の初版から10年連続で星を獲得した「ランベリー」などで経験を積んだ。
柔軟な食材の組み合わせが特徴の石橋氏の一皿
石橋氏の料理は、野菜と他の素材とを柔軟に組み合わせ、素材の美しさをシンプルに表現する。料理の一例を紹介しよう。
「対馬アオリイカ/フェンネル/コブミカン」は、 長崎県対馬産のアオリイカに前橋産の蕪を合わせ、トマトのジュレの酸味とコブミカンオイルとキウイの青い香りでまとめた一皿。レモンマリーゴールドの葉の爽やかな香りが心地よい瑞々しいスターターだ。
「上州地鶏/金華ハム/サマートリュフ」は、上州地鶏と金華ハムのコンソメにサマートリュフを合わせたスープ。日本の出汁のようなさっぱりした味わいで、同店の料理のベースとなる。
「対馬金目鯛/エッセンスドポワソン/ロメスコ」は、表面がつややかに仕上がるナチュラルな火入れをした金目鯛に、魚の出汁・オレンジ・サフランの複雑な旨みのソースを添えた一品。パプリカのベースにナッツやトマトを加えたロメスコソースをアクセントとした。
「銀の鴨/十石味噌/ピマンデスペレット」は、炭火でしっとりと焼き上げた銀の鴨に、群馬の十石味噌に肉の出汁、黒ニンニク、フランスのバスク地方の香辛料ピマンデスペレットを加えたソースを添えた一皿だ。
ワインのペアリングコース、バースペースではアラカルトと共に
同店では、料理に合わせてワインのペアリングコースを用意。好みで量も調整可能だ。
例えば、群馬県の郷土食「焼きまんじゅう」をアレンジし、独自配合の生地を芳ばしく焼き上げてフォワグラのテリーヌと高知県の黒蜜ボカを組み合わせた一品には、ボルドーのごく甘口の貴腐ワイン「ソーテルヌ」を合わせる。
また、バースペースでは、24時までシャンパンや銘醸ワインなどの厳選ワインをアラカルトの料理と共に楽しめる。
アートを軸に躍動する前橋で、芸術的な料理とワインのマリアージュを楽しんでみたい。
cépages
所在地:群馬県前橋市千代田町5-9-1 まえばしガレリア1階
営業時間:レストラン18:00~20:30 L.O.、バー21:00~24:00
定休日:水曜日、月に2日不定休
予算:おまかせコース12皿前後 33,000円(税込・サ別)/ワインペアリング 33,000円(税込・サ別)
予約方法:InstagramのDMより要問合せ
Instagram:https://www.instagram.com/cepages_restaurant/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000069212.html
(Higuchi)